トレイルは事前の準備を抜かりなくすることが肝心。
快適で楽しく当日を迎えるための、
ルートの選び方や下調べのチェックポイントなどの計画の立て方を紹介します。
行先を決めましょう!
このウェブサイトや観光情報などを調べ、行きたいスポットや歩いてみたいルートを探しましょう。名所を通るルートは、モデルコースになっている場合もあるので、参考にしてください。ルートの一部だけを歩くのも、いくつものルートを繋げて歩くのも自由です。楽しく想像をふくらませてください。
候補があがったら、自分の体力や経験・歩く距離・高低差を考慮して、どの季節にどのくらいの時間をかけてどのように歩くかを決めます。トレイルを歩いた経験が少ない人は、高低差や距離の少ないルートを日帰りで歩くのがおすすめです。モデルコースとして紹介されたルートは、見所や所要時間がわかりやすくなっています。初心者の方は無理のないルートを検討してください。
みちのく潮風トレイルの路線には、標識の整備を必要最小限にしている場所もあるので、地図の持参は必須です。地図情報を元に旅の計画を考えます。各所に情報を問い合わせる際にも手元に地図があるとお互いの話がスムーズです。また、計画の際には右のチェックポイントを参考にしてください。
NPO法人みちのくトレイルクラブがHiking Map BookやDATA BOOKを販売しています。
- スタートポイントとエンドポイントのアクセス方法
- ルートの距離と高低差、所要時間(大人の場合、個人差はありますが、平坦な舗装路でだいたい1時間あたり4km。1日に5時間の歩行時間を確保したとすると20kmです)
- 泊まりの場合は宿泊地(宿泊施設またはキャンプ場)
- 食事、休憩、補給、トイレポイント
- 当日の天気、満潮の時刻、波の高さ
- ルート上の危険な場所と危険要素の確認、およびその対策、エスケープルート
- 地元のタクシー会社の電話番号、列車やバスの運行状況と時刻表
チェックポイントをもとに計画書を作ってみましょう。当日のスケジュール管理がラクになるだけでなく、忘れ物の防止にもなります。計画書にはルートや日程、アクセス方法、緊急連絡先も入れておきましょう。出かける前に計画書をコピーし、家族に渡しておけば、万一の場合の救助対応などにも役立ちます。また、山岳地では各県警への登山届の提出が奨励されています。