東北地方環境事務所>野生生物の保護管理>ブラックバス駆除マニュアル
ブラックバス駆除マニュアル/目次 /伊豆沼・内沼の現状 /駆除の前に /人工産卵床の製作と設置 /観察と駆除 /稚魚の駆除 /定置網による駆除 /池干しによる駆除 /他地域における取組み /おわりに/
● ウエーダー(胴長)
胸まであるウェーダー(チェストハイウエーダー)を着用し、安全のため必ず腰ベルトを締めてください。
腰ベルトを締めないで転倒すると、中に水が入って動けなります。
● 長手袋
二の腕まである、厚手のものを使用します。
設置初期は水温が低いため有効です。また、ケガの防止にもなります。
● 船
すべての駆除活動において船があると大変便利です。
伊豆沼・内沼のように広範囲で駆除作業を行う場合に必要となります。
※ 船で移動する場合には、救命胴衣を必ず着用してください。
人工産卵床の製作後、軽トラック等で設置場所まで運搬します。人工産卵床は壊れやすいため、運搬時には、人工産卵床に砕石を入れずに運んで下さい。
人工産卵床は、10基程度なら重ね積みすることができます。その際、取手が絡まることや、カバーが折れ曲がることがあるので丁寧に扱いましょう。
砕石も、車から離れた場所に設置する場合は土のう袋などに入れ運びます。ただし、入れすぎるとかなり重くなるので注意してください。
製作した人工産卵床を設置します。伊豆沼・内沼では多くの人工産卵床を広範囲に設置することから、船を利用しています。
● 設置の順序
1.船へ積み込む
砕石を敷きながら人工産卵床を積み重ねていきます。
2.目印の取り付け
目印を番号順に取り付けます。設置直前に目印を付けることで、人工産卵床同士の絡みを防止することができ、設置が容易になります。
3.設置
人工産卵床を5m 間隔で設置します。産卵床の番号を規則的に配置すると、産卵状況の記録に有効です。
伊豆沼・内沼では、岸側が奇数番号、沖側が偶数番号となるように設置しています。
4.設置終了