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ブラックバス駆除マニュアル
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/目次
/伊豆沼・内沼の現状
/駆除の前に
/人工産卵床の製作と設置
/観察と駆除
/稚魚の駆除
/定置網による駆除
/池干しによる駆除
/他地域における取組み
/おわりに/
駆除の前に調べる
(解説のページ)
- ブラックバスの生息を確認する
駆除対象の場所にブラックバスが生息しているかどうかを事前に調べます。
- 【聞き取りによる確認】
- ブラックバスやブラックバス釣りをしている人を見たことがあるか?
- 【目視による確認】
- ブラックバス釣りをしている人や釣具のゴミ(ルアーや糸など)があるか?
- 成魚が水面付近に浮いているか?
- 稚魚がいるか?
岸際の水面付近を密集して移動しているので確認は容易です。
- 【漁獲・採集による確認】
- ブラックバス釣りやタモ網などで捕獲する。
- 漁による漁獲物の確認
- 公有水面か私有水面かを確認する
駆除対象となる場所が公有水面の場合、駆除を行うには特別採捕許可等の申請が必要になる場合があります。必ず事前に確認しておきましょう。
私有水面の場合は、持ち主の許可必ず得て駆除を行いましょう。
- 【確認方法】
- 駆除対象となる場所付近の地元の方にお尋ね下さい。
- 駆除対象地域の農林水産課等の窓口にお問い合わせ下さい。
- 漁業権設定の有無を確認する
駆除対象となる場所に漁業権が設定されている場合、漁業権者(漁協など)の同意を得ましょう。駆除を行うには許可等が必要になる場合があります。また、駆除作業には漁業者にも協力を要請し共同で行うといいでしょう。
- 【確認方法】
- 各都道府県の農林水産課等の窓口にお問い合わせ下さい。
- 水抜きが可能か確認する。
駆除対象となる場所で水抜きによる駆除を行う場合、多くの場所では水利権が設定されていたり、防火用水として利用されていたりするため、必ず農村整備事務所等の管理者に相談し、許可を得てください。また、水抜きができない時期がありますので、必ず管理者に相談してください。
- 【確認方法】
- ため池が位置する市町村の農村整備事務所等にお問い合わせ下さい。
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出典 「ブラックバス駆除マニュアル ~伊豆沼方式オオクチバス駆除の実際~」(2006年3月 環境省東北地方環境事務所 (財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)
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