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東北地方環境事務所

休屋集団施設地区「上質なサービス提供の実現」にむけた事業者の皆様との対話(サウンディング)の実施について

環境省では、「十和田八幡平国立公園満喫プロジェクト・ステップアッププログラム2025」に基づき、十和田八幡平国立公園の主要な利用拠点の一つである休屋集団施設地区において、廃屋対策に取り組んでいます。令和3年度及び令和4年度に建物の撤去が完了した施設や今後撤去を予定している施設の跡地においては、上質なサービスを提供できる民間施設を誘致するため、事業者の公募を実施することを予定しています。
事業者の公募を見据え、広くアイデアやご提案をいただき、跡地の利用計画の具体化や公募条件の整理等に役立てることを目的として、企業をはじめとする民間事業者の皆様との対話を実施します。

1.趣旨

休屋集団施設地区は、十和田八幡平国立公園随一の公園利用拠点として団体旅行等で賑わいを見せていましたが、平成10年代から利用者は減少を続け、徐々に休廃業する施設が増え、さらに東日本大震災の影響で大型ホテルなどの休廃業が一気に進みました。その結果、環境省所管地等に多数の休廃業施設が存在し、廃屋化した状態であり、景観上の支障を生じさせ、利用者の満足度・再訪意欲の低下を招いていることが課題となっています。
平成28年度に開始した十和田八幡平国立公園満喫プロジェクトにおいては、景観を阻害する施設を撤去する「引き算の景観改善」により、魅力的な利用拠点の再整備を進めることが重要施策となっており、令和3年に策定した「十和田八幡平国立公園ステップアッププログラム2025」においても、休屋集団施設地区の廃屋対策の加速化や跡地への民間施設の誘致等が位置づけられています。施設ごとの状況に応じた法的手続きや解体作業等を進め、令和3年11月に大型観光ホテル1棟の撤去が完了したほか、令和4年度にさらに3棟の撤去が完了しました。令和5年度以降も周辺エリアで撤去を進める予定です。
これらの廃屋の撤去跡地(以下、「廃屋跡地」という。)の活用にあたっては、地区の活性化に繋がるよう民間参入を促進することが求められています。民間参入にあたっては、地域関係者との議論を通じて、これまで見られた稠密で過大な建物配置を避けつつ、湖畔景観を活かした上質なサービス提供を実現することを重視しています。より具体的に利用計画を検討し、今後の事業者の公募条件の整理等を行うためのアイデアやご提案をいただくことを目的として、企業をはじめとする民間事業者との対話(サウンディング)を実施するものです。

2.対話の概要

(1)スケジュール
  • 令和4年12月21日(水) 実施方針の公表
  • 令和4年12月21日(水)~令和5年1月6日(金)  事前説明の申込期間
  • 令和5年1月4日(水)~1月13日(金) 事前説明会(現地またはオンライン)
  • 令和5年1月9日(月)~1月19日(木) サウンディング申込期間
  • 令和5年1月26日(木)~2月1日(水) サウンディングの実施(オンライン)
(2)実施方法 
  • 別添のとおり

4.お問い合わせ先

十和田八幡平国立公園管理事務所
所長 深谷 雪雄
TEL:0176-75-2728