国指定白神山地鳥獣保護区
「国指定鳥獣保護区」は、国際的または全国的な鳥獣保護の見地から重要な地域で、鳥獣の保護の見地から「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づき環境大臣が指定します。鳥獣保護区内においては、狩猟が禁止されています。
白神山地世界遺産地域全域を含む17,157haは、平成16年3月1日より「国指定白神山地鳥獣保護区」に指定されています。この地域のブナ林は、イヌワシやクマタカの餌となる多種多様な鳥獣の良好な生息地であるとともに、これらの大型猛禽類が好んで利用する崩壊地、小規模の草地などがたくさんあります。また、クマゲラの生息も確認されており、ツキノワグマの餌となる堅果も供給でき、豊かな生態系が維持されています。このように、猛禽類や大型哺乳類を含む多様な鳥獣の大規模生息の場として重要な保護区です。
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- 国指定白神山地鳥獣保護区[PDF 1.89MB]
- 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 (外部ウェブサイト)