トレイルは事前の準備を抜かりなくすることが肝心。
快適で楽しく当日を迎えるための、ルートの選び方や下調べのチェックポイントなどの計画の立て方を紹介します。
みちのく潮風トレイルの路線には標識が十分に整備されていない所も多いです。行く前にマップの地形図や目標となる施設を読み込み、しっかりとイメージすることが大切です。
歩くときはマップの等高線や、目標となる施設、コンパスなどを頼りに自分がどこを歩いているのか把握しながら歩きましょう。
不安になったら、地元の人に道を聞いてみましょう。
みちのく潮風トレイルオリジナルストレッチの〈歩く前〉で体をほぐしてから、出発!
ペースはゆっくりでいいので、休憩は1時間に5~10分程度で。あまり長時間休憩すると体が冷えてしまいます。
足裏全体をフラットにして地面を踏みしめ、踏み出すときも足裏全体を持ち上げると疲れにくくなります。
下山は意外に膝や足首、腰に負担がかかります。下りこそ気をつけて歩き、急な下り道は歩幅を狭めて地面を垂直に踏むように歩きます。
原則的に、暗くなる前に歩行を終えるよう計画を立てましょう。暗くなってしまいそうな時は、最寄りの舗装道路などに避難し、早めに安全な場所に移動しましょう。
(万が一、暗くなってしまったときのために、ヘッドライトを携行してください。)
安全管理は自己責任が基本です。疲れたり体調が悪くなった時は無理をしないように。体力に不安がある場合はガイドさんを利用するかツアーに参加を。
のどの渇きや空腹を感じる前に水分とエネルギーを補給し、疲れを防ぎましょう。
終わった後もみちのく潮風トレイルオリジナルストレッチをしてクールダウンします。
強い揺れや長い揺れを感じた時は、早急に高台に避難しましょう。ラジオで情報を収集し、警報が解除されるまでは慎重に行動しましょう。
また、歩行中に天候が崩れ、荒天になりそうな場合は、最寄りの舗装道路に出て、交通機関などで市街地等の安全な場所に移動するようにしましょう。
前もって台風などの悪天候が予想される場合は、計画を中止する決断も必要です。
みちのく潮風トレイルでは、歩く前・歩いている途中、休憩の時、歩き終わった後のオリジナルストレッチを用意しています。
青山学院大学駅伝チームの指導も担当するフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一さんの監修・実演です。ぜひ、チェックして活用しましょう!
動植物を持ち帰ったりせず、そっと見守るだけにして、思い出として心の中にしまいましょう。また、トレイル周辺にはツキノワグマが生息しています。事故を避けるためにも、クマ鈴の携行をお勧めします。
ゴミを食べた動物が死んでしまったり、餌付いて人間に危害を加えたりすることに繋がります。感動と一緒に家まで持ち帰りましょう。
誰もが気持ちよくトレイルを楽しめるように、ハイカーや地元の人に配慮した行動を心掛けましょう。
山火事の恐れなどがあるので、トレイル上は原則禁煙です。また、たき火は指定の場所で行いましょう。
ハイカーや地元の人に会ったら、挨拶を交わしましょう。
歩道以外の森や畑、人の家の敷地などには入らないようにしましょう。