トレイルは事前の準備を抜かりなくすることが肝心。
快適で楽しく当日を迎えるための、ルートの選び方や下調べのチェックポイントなどの計画の立て方を紹介します。
フリースやウィンドブレーカーを重ね着し、気温の変化に応じてこまめに着脱。体温調整できるようにします。太平洋沿岸では、夏でも冷たく湿った風(やませ)が海側から吹くことがあります。
また、狩猟期間(11月~2月頃)には、オレンジ色などの目立つ色がおすすめです。
膝などの負担を軽くします。先端にキャップをつけ、路面を傷つけないように。
専門店で足のサイズや形に合ったものを試してから購入。疲労やケガから足を守ってくれる、くるぶしまでのハイカットかミドルカットで、靴底のゴムが柔らかめのものがベストです。
公共交通機関で帰るときやお風呂に入ったりする場合には用意しましょう。もちろん、1泊以上する場合は必須です。
夏はつばのあるもので日除けし、冬は耳まであるニットやフリースで防寒します。
日帰りなら20ℓ、1~2泊の宿泊施設利用なら30~40ℓ、テント泊なら50ℓ以上のサイズが目安です。必ず背負ってみて確認します。ウエストベルトや胸のベルトがあると、力が分散してラク。
速乾性のある化繊素材をセレクト。綿素材だと汗をかいたときや雨に濡れたときに乾きにくく、体が冷えてしまいます。
靴の中に小石や水が入るのを防止します。
上下セパレートの体にフィットしたものを用意します。防水かつ透湿性のあるものが、汗で蒸れなくておすすめです。
岩場に手をついたり、手すりを伝ったりすることもあるので、手の保護に使います。
紙のマップを取り寄せて用意。みちのく潮風トレイルの路線には、標識が十分に整備されていない所も多いので、公式マップは必須です。
山道や分岐点、霧に巻かれて視界が悪いときに使用。事前に使い方を確認しておきます。
こまめな水分補給は疲労回復につながります。冬場は温かい飲み物もよいでしょう。
夕方近くになるときには必須。ヘッドライトが便利です。
汗ふきや手拭きだけでなく帽子代わりや食べ物を包んだりと使い道いろいろ。
トイレには紙が用意されていない場所もあるので持参しましょう。
万一に備え、絆創膏・包帯・はさみ、脱脂綿などを用意。健康保険証(コピー可)もあると安心。
歩行中や休憩時にすんなり食べられるおやつ。アメやゼリー、昆布、シリアルバーなどが最適。日数分用意します。
ルートには、ツキノワグマが出没する地域があります。野生動物に人の存在を知らせるクマ鈴を衣服かバックパックに付けましょう。
美しい自然にゴミは似合いません。次に訪れるハイカーや、野生の動植物を守るためにも、ゴミは持ち帰りましょう。
デジタルカメラ、携帯電話、GPS、折り畳み傘、携帯ラジオ、反射板、虫よけ
登山用の軽量タイプを用意します。
テントの床面に敷くシートと厚手のマットの組み合わせで、ぐっすり眠れます。
季節に合わせて暖かく軽量のものをセレクト。
携行に便利なコンパクトで軽いものをチョイス。燃料の準備も忘れずに。
パッキングしやすい取っ手のないものを用意。持つための軍手やマッチ、ライターも必要です。
アウトドア用の軽量でかさばらないものがおすすめ。
食堂や売店が近くにあるかどうかで準備する量が変わります。携行するならフリーズドライ食品など軽量でかさばらないものが便利です。