アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

国立公園を歩いているとき、あれ、この笹藪は誰が刈り払ってくれているのだろう、とか、この歩道はきれいだなー、誰か掃除してくれてるの？と思ったことはありませんか。

環境省では、国立公園における美化清掃や利用施設の維持補修などの活動について、広く国民の参加を求め、一層の充実を図るとともに、自然保護の普及を図ることを目的として、これらの活動に自発的に協力していただける方々をパークボランティアとして登録しています。
十和田八幡平国立公園八幡平地域では、八幡平山頂周辺で活動する八幡平地区・秋田駒ヶ岳周辺で活動する南八幡平地区・岩手山周辺で活動する岩手山地区の3地区のパークボランティアに活躍していただいています。
今回そのうちの八幡平地区パークボランティアが新規メンバーを募集することになりましたので、そのお知らせと活動を紹介します。

八幡平地区の自然保護上の大きな課題として外来植物の侵入があります。特にセイヨウタンポポと特定外来生物であるオオハンゴンソウは拡大の一途を辿っており、高山植物への影響が心配されています。そこでパークボランティアのみなさんに駆除を手伝っていただいています。
 

背丈が高く、生命力も繁殖力も旺盛で、ほかの植物が駆逐されてしまいます。

また、春になるとあちこちでよく見かけるセイヨウタンポポの駆除活動も行っています。

八幡平頂上付近でも散見され、これ以上広がらないように、と願いながら駆除します。
ほかにも八幡平ビジターセンターで行われるイベントでの活動補助や、自主研修として講演会を企画し勉強会も行っています。

現在八幡平地区パークボランティアは24名が登録されており、今年度は8回活動を予定しています。

今回募集するのは、来年4月から一緒に活動してくださる方です。
詳しい募集要項・申込書は環境省東北地方環境事務所のHPに掲載がありますのでご覧ください。

また、お問い合わせは下記の鹿角管理官事務所へどうぞ。
電話　  0186-30-0330
email   AYAKO_TOZAWA@env.go.jp

ご応募お待ちしています。