森林や原野、里山などにある「歩くための道」のこと。こうした道を、歩くはやさで旅するのがトレイルです。
バックパックを背負えば、車のスピードでは見えなかった風景や歴史、文化をじっくりと感じとることができます。
そこでは、普段の生活では見過ごしてしまう些細な風物の変化に気づくはず。
動物たちの姿や痕跡を見つけたり、植物の芽吹きや開花を目の当たりにしたり、自然との出会いもさまざまです。
旅をするなかでは、人とのふれあいもまた魅力。地元の人とのふれあいやトレイルを歩く者同士のきずなも生まれます。
トレイルの楽しみは計画を立てるところから始まります。
トレイルは、自分たちの体力やルートの難易度にあわせて、自由に組み立てて歩きます。
家族で一緒に歩いたり、同年代の仲間を誘ったり、年齢や運動経験を問わず楽しみましょう。
(ロングトレイルで大人が歩く距離の目安は、平坦地で1日20キロ※です。)
※ 個人差があります。
登山を含む難易度の高いルートやアップダウンの激しいルートに挑戦してみましょう。また、時間のある人は、全ルートを踏破する計画を立ててみるのもおすすめです。また、宿泊施設に泊まるのではなく、キャンプ場を利用すると、いっそう自然を体感できます。
1つの区間を日帰りや1泊~2泊程度で歩いてみましょう。モデルコースは、出発地や到着地をアレンジしてもOK。公共交通機関や駐車場をうまく活用したり、時にはタクシーを活用したり、旅の行程を計画する所から自由に楽しみましょう。
公共交通機関があるルートでは、電車やバスを利用しましょう。天候が悪くなったときは、キャンプ泊の予定を宿泊施設泊に切り替えるなど臨機応変に。旅の計画を立てる時に、あらかじめ避難する方法を考えておくことが大切です。