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東北地方環境事務所

○国立公園の復興に向けた取組【国立公園・保全整備課】(H24.1)

2012年01月13日

○国立公園の復興に向けた取組【国立公園・保全整備課】(H24.1)

東北地方環境事務所

 東北地方環境事務所では、東日本大震災により影響を受けた陸中海岸国立公園の復興に向けて全力を尽くしています。

陸中海岸国立公園の被災状況

 岩手県から宮城県にかけて南北180kmにおよぶ陸中海岸国立公園は、3月11日の東日本大震災によって大きな被害を受けました。特に、津波による被害は甚大で、自然とふれあうための園地や野営場、ホテル等の公園利用施設124事業のうち、約5割が全壊・半壊となっています。 陸中海岸国立公園内浄土ヶ浜歩道の被災状況
陸中海岸国立公園内 浄土ヶ浜歩道の被災状況

陸中海岸国立公園の直轄施設の再整備

 東日本大震災からの復旧・復興を進めるために、陸中海岸国立公園での直轄施設の再整備に着手することを決定し、浄土ヶ浜(岩手県宮古市)と気仙沼大島(宮城県気仙沼市)の2地区において緊急復旧事業を実施しています。特に、浄土ヶ浜の海岸歩道については、歩道の破損や法面の崩落等被害がひどい状況であることから、現在、がれきや落石の除去を実施しているところです。

被災地域での民間活動支援(グリーンワーカー)事業の実施

 施設の復旧だけではなく、民間活動支援(グリーンワーカー)事業により、地域の方々の協力を得て漂着ゴミの撤去等を実施しています。今後も、被災前の美しい自然や観光地を取り戻すための活動を実施していきます。

 なお、現在環境省では、東日本大震災からの復興に向けて、三陸地域の自然公園等を活用した復興の考え方について、中央環境審議会に諮問をし、検討を進めています。今後、関係自治体への説明や意見交換等を行い、「三陸復興国立公園(仮称)」を含む構想としてとりまとめる予定です。

トピックス

>>新「三陸復興国立公園(仮称)」の再編に向けた取組の詳細について知りたい方はこちら