東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

伊豆沼・内沼における外来魚対策広報マグネットステッカー等の作成と配布について

伊豆沼・内沼では、多くの関係機関やボランティア活動により、外来魚対策や自然再生の取組みが進められ、その自然が回復しつつあります。外来魚対策では、捕獲等によりオオクチバス等が減少し、在来魚が回復しつつあります。再び伊豆沼・内沼に外来魚が放流されないよう、放流禁止を周知するためのマグネットステッカーと、伊豆沼の貴重な魚たちや自然再生の取組みを紹介するクリアファイルを作成しました。

1. 伊豆沼・内沼での外来魚対策の概要

伊豆沼・内沼では、特定外来生物であるオオクチバス等の食害により、平成8(1996)年頃からゼニタナゴ(絶滅危惧ⅠA類)などの在来魚類が大きく減少しました。このため、環境省では、地元NPOや有識者、関係行政機関等の協力を得て、平成16(2004)年度からオオクチバス等の防除事業に着手し、防除技術の確立や改良、捕獲などに取り組んでいます。
また、(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の活動「バス・バスターズ(市民ボランティアによる捕獲)」なども行われています。これらの取組みにより、オオクチバスは低密度状態となり、ゼニタナゴなどの在来魚類の回復が見られるようになりました。

2. 外来魚対策広報マグネットステッカー、クリアファイルの作成と配布について

新たにオオクチバス等の外来魚が放流されてしまうと、オオクチバス等が再び増加し、在来魚が減少することが懸念されます。そのような事態を避けるため、外来魚の放流禁止を周知するためのマグネットステッカーを作成しました。また、伊豆沼・内沼に生息する貴重な魚たちや自然再生の取組みを紹介するクリアファイルを作成しました。
マグネットステッカーは、伊豆沼・内沼の周辺のお住まいの皆さまに4月下旬~5月上旬に配布しました(各戸1枚)。また、今後、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の活動「バス・バスターズ(市民ボランティアによる捕獲)」の参加者に配布しますので、是非、ご参加をお願いします(初回参加時にのみ配布予定)。 ※バス・バスターズ izunuma.org/2_3.html(外部リンク)
クリアファイルは、宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターで実施される環境教育等に参加された学校の児童、生徒に配布します。
ステッカーやクリアファイルを手にした多くの方に、伊豆沼・内沼の自然再生の応援団として、PRしてもらいたいと考えています。
マグネットステッカーの画像
マグネットステッカー
クリアファイルの画像
クリアファイル