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東北地方環境事務所

休屋北駐車場冬季運用社会実験のお知らせ(報道発表)

 十和田湖畔の休屋北駐車場において、令和7年12月6日から令和8年3月31日まで、冬季の駐車場管理運営に係る社会実験を行います。
 十和田湖畔の休屋・休平地区は、十和田八幡平国立公園の利用拠点として国内外から毎年多くの観光客が訪れていますが、交通拠点である休屋北駐車場の冬季運営はこれまで行われていませんでした。
 一方で、近年ではインバウンドをはじめとした十和田湖への冬季観光(団体バス等の来訪)が増加傾向にあり、同駐車場の冬季運営が求められています。
 今般、冬季における同駐車場の運営体制等の確立へ向けて、令和7年12月6日から令和8年3月31日まで、自動料金ゲート方式による試験的な駐車場運営(社会実験)を行います。
 本社会実験により、管理運営上の課題と対応策、駐車場利用者の意向、駐車場料金収入と管理運営経費の収支状況等を把握し、これらの結果を踏まえ、早期の本格導入を目指して検討を続けます。

1. 背景と目的

 青森県と秋田県にまたがる十和田湖畔の休屋・休平地区は、十和田八幡平国立公園の利用拠点として国内外から毎年多くの観光客が訪れており、休屋北駐車場は本地区の交通拠点となっています。観光客の来訪時期は主に春から秋であるため、これまで冬季(12月~3月)の休屋北駐車場の運営は行われず、除雪等の管理も不十分な状態でした。
一方で、近年ではインバウンドをはじめとした十和田湖への冬季観光(団体バス等の来訪)が増加傾向にあり、同駐車場の安定的な冬季運営が求められているところ、人手不足の中での運営体制や駐車場除雪等の管理に係る財源の確立が課題となっています。
 こうした背景を踏まえ、休屋北駐車場における冬季の管理運営体制の確立等を目指し、これまで有人での料金徴収であった体制を自動料金ゲート方式で無人化すること及び来訪者からの駐車場利用料金を駐車場管理運営の財源に充当することについて、本年12月6日から来年3月31日まで社会実験を行うこととしました。
なお、本年9月策定の「十和田八幡平国立公園利用拠点(休屋・休平地区)マスタープラン」においても、除雪等を含めた地域の管理財源として駐車場料金収入を充当する仕組み(利用者負担制度)の検討が重要施策とされており、本社会実験は同マスタープランに基づく施策の一環です。

2. 社会実験の内容

●主体:環境省東北地方環境事務所
    (冬季の駐車場管理運営は(一財)自然公園財団十和田支部に委託)
●目的:冬季における休屋北駐車場の管理運営体制等の検討
●期間:令和7年12月6日(土)~令和8年3月31日(火)まで
●場所:十和田八幡平国立公園 休屋北駐車場(青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486)
●駐車場運営計画(概要)
・自動料金ゲートにより駐車場利用者から利用料金を徴収(キャッシュレス対応可)。
・料金設定:普通車:500円/24時間、バス(マイクロバス含む):2,000円/24時間
 ※「十和田湖冬物語」期間中(1月30日~2月23日)も駐車場利用料金が必要です。
 ※3月1日~31日は無料開放します。
  ※いただいた利用料金は、除雪や清掃等を含む駐車場管理運営のために使います。
・入庫可能時間:毎日8:00~16:30 夜間~早朝は入口ゲートを閉鎖(入庫不可)。
  ※ただし冬物語開催日(定休日を除く)は21時頃まで入庫可能です。
・出庫可能時間:24時間可能。ただし除雪作業中の入庫・出庫は不可。
●運営状況に関する調査・分析内容(概要)
・管理運営上のトラブルの有無と内容の把握及び対応策の検討
・利用者アンケート調査による利用者意向の把握
・駐車場料金収入と管理運営経費の収支状況の把握 など

4.お問い合わせ

 環境省東北地方環境事務所
 十和田八幡平国立公園管理事務所(担当:松尾)
 TEL:0176-75-2728