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東北地方環境事務所

令和3年度白神山地世界遺産地域及びその周辺におけるニホンジカ対策事業の結果概要について

令和3年度白神山地世界遺産地域連絡会議を構成する機関が連携して、白神山地世界遺産地域及びその周辺におけるニホンジカ対策事業を実施しました。事業の結果をとりまとめましたのでお知らせします。
令和3年度は白神山地周辺において、自動撮影カメラ、一般からの情報提供を含め延べ合計67件70頭が確認されました。(令和2年度は延べ合計47件55頭。)
これらの多くは9~12月の秋~冬期に目撃され、大半がオスの成獣個体でしたが、メスの成獣も7頭確認されました。
また、糞・食痕識別調査においては11件のサンプルについて分析を行いましたが、ニホンジカと判定されたサンプルはありませんでした。
咆哮調査においては4地点で咆哮が確認されました。
ニホンジカ対策事業の項目及び結果概要
事業項目 結果概要 目的
1.目撃情報の整理 目撃情報:67件
(内自動撮影カメラ:51件)
生息状況の基礎データとする。
分布の動向を把握する。
2.糞・食痕識別調査 ニホンジカ 0件 分布動向把握の一助とする。
3.咆哮調査 4地点 定着段階を把握する。
調査結果の詳細については、以下PDFよりご確認ください。
参考:白神山地世界遺産地域連絡会議
白神山地世界遺産地域の適正な保全管理の推進を図るために関係機関相互の連絡調整を行うことを目的とし、平成7年7月に、東北地方環境事務所、東北森林管理局、青森県、秋田県、青森県教育委員会及び秋田県教育委員会により設置しました。現在、地元市町村(青森県鰺ヶ沢町、深浦町、西目屋村、秋田県藤里町、八峰町及び能代市)を加えた11機関で構成されています。

【問い合わせ先】

東北地方環境事務所
西目屋自然保護官事務所 担当:齋藤 純一
TEL:0172-85-2622