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東北地方環境事務所

十和田八幡平国立公園休屋地区における廃屋跡地利活用事業の実施について

東北地方環境事務所では、十和田八幡平国立公園満喫プロジェクト・ステップアッププログラム2025に基づき、休屋地区の廃屋対策の加速化や跡地への民間施設の誘致等に取り組んでいます。
今年度は新たに、令和3年11月に撤去が完了した廃屋跡地において、地域関係者の協力を得て暫定的な利活用を行いながら、地区の活性化や将来の民間参入に向けた検討を行うこととしています。
7月16日(土)及び17日(日)にスタートアップイベントとして「とわだこマルシェ」を開催します。
その後も、取組への参加者を募りながら、年間を通じて利活用を図ってまいります。

1.目的

平成28年度に開始した十和田八幡平国立公園満喫プロジェクトにおいては、景観を阻害する施設を撤去する「引き算の景観改善」により、魅力的な利用拠点の再整備を進めることが重要施策となっており、令和3年3月に策定した「十和田八幡平国立公園ステップアッププログラム2025」においても、休屋集団施設地区の廃屋対策の加速化や跡地への民間施設の誘致等が位置づけられています。施設ごとの状況に応じた法的手続きや解体作業等を進め、令和3年11月に大型観光ホテル1棟の撤去が完了しました。
廃屋の撤去跡地の活用にあたっては、地区の活性化に繋がるよう民間参入を促進することとしていますが、これまで見られた稠密で過大な建物配置を避け、湖畔景観を活かした上質な環境を創出することが重要と考え、令和3年度は地域関係者と跡地の利活用方針について議論しました。令和4年度は、地域関係者の協力を得て、暫定的な利活用を行いながら、地区の活性化や将来の民間参入に向けた検討を行うこととしています。
暫定的な利活用を通じて、地域固有の景観や自然環境を活用した滞在空間の創出、利用者の体験の質の向上、新しいサービスの提供などを試行することを目的としています。

2.実施主体

東北地方環境事務所十和田八幡平国立公園管理事務所
十和田湖畔の未来協議会

(参考)十和田湖畔の未来協議会は、廃屋跡地の利活用を検討するため、地区内の事業者により令和4年7月1日に設立されました。

【会員】(株)風景屋、(有)もりた観光物産、(有)信州屋、(株)レストランたかさご屋
【協賛会員】(一社)十和田湖国立公園協会、(一財)自然公園財団十和田支部、十和田八幡平国立公園管理事務所
【オブザーバー】青森県、小坂町等関係行政機関

3.実施スケジュール

  • 令和4年7月16日(土)・17日(日) 午前10時~午後6時 とわだこマルシェ

平成30年から地区の有志が開催している「とわだこマルシェ」を、今年度は廃屋跡地で開催します。北東北を中心に、自然や文化を感じられる魅力的なモノやコト、ヒトが集結します。延べ27事業者が参加予定。

  • 令和4年8月19日(金) ひめます感謝祭(仮称、予定)

※日程未定で、9月のイベント開催も検討しています。
※以降、協議会会員や地区の関係者の参加を募りながら、跡地を活用した取組みを検討します。

4.今後の取組の進め方について

当面の間、湖畔の未来協議会が、当該跡地の管理と活用を担っていきます。跡地での活動を希望する方は、協議会までお問合せください。活動内容は、国立公園として法律やルールに照らして適切であるもの、自然や文化を活用したものであること等が条件となりますので、予めご了承ください。
また、協議会活動への協賛も随時募集しています。
問い合わせ先
東北地方環境事務所十和田八幡平国立公園管理事務所
TEL:0176-75-2728
担当:深谷