三陸復興国立公園指定記念式典を開催しました
三陸復興国立公園指定記念式典を開催しました
東北地方環境事務所 国立公園課
課長 佐々木 真二郎
自然保護官 塚本 愛
Tel:022-722-2874
Fax:022-722-2872
平成27年3月31日、宮城県気仙沼市から石巻市にかけて指定されていた南三陸金華山国定公園を三陸復興国立公園に編入したことを記念して、5月23日に石巻市河北総合センターで式典を開催いたしました。
〇環境省は、東日本大震災を受け、森・里・川・海のつながりにより育まれてきた自然環境と地域の暮らしを後生に伝え、自然の恵みと脅威を学びつつ、それらを活用しながら復興を後押しする「グリーン復興プロジェクト」を進めています。そのプロジェクトの一つとして、自然公園を再編成する「三陸復興国立公園の創設」を進めています。
〇式典には当日参加も含め、約170名参加がありました。高橋ひなこ環境大臣政務官による主催者挨拶に続き、宮城県知事代理若生正博副知事、大島理森衆議院議員を始めとした国会議員4名の方々より来賓祝辞をいただきました。
〇今回編入した地域の魅力を伝える紹介映像や、中央環境審議会武内和彦前会長による「森里川海が育む自然とともに歩む復興」と題した基調講演が行われました。
〇編入区域の石巻市亀山紘市長、気仙沼市菅原茂市長、登米市布施孝尚市長、女川町須田善明町長、南三陸町佐藤仁町長による今後の地域ビジョンをめぐってのパネルディスカッションでは、中央環境審議会武内和彦前会長がコーディネーターを務め、各々の首長より「地域の見どころ」「国立公園へ編入となることにより、期待する事」について、ご意見をいただきました。
〇式典の締めくくりには、地元5市町を代表するゆるキャラ達がお祝いに駆けつけ、高橋ひなこ環境大臣政務官、若生正博宮城県副知事、5市町の首長とともに記念撮影を行いました。
〇今回新たに編入した地域において、環境省では、利用拠点となるビジターセンターの整備や、青森県八戸市から福島県相馬市までの700㎞をつなぐ歩く旅の為の道、「みちのく潮風トレイル」の設定、さらにはエコツーリズムの推進や環境教育などを、面的・複合的に推進するフィールドミュージアムなどの取組み、東北太平洋沿岸に新たな観光スタイルを構築することで、地域の復興や活性化に繋げていきたいと考えております。
今回指定となった区域の位置と 高橋ひなこ環境大臣政務官の主催者挨拶
特色を示したパネル
若生正博宮城県副知事からの地元代表挨拶 大島理森衆議院議員からのご挨拶
中央環境審議会武内和彦前会長による 5市町の首長によるパネルディスカッション
基調講演
ゆるキャラとの記念撮影