磐梯朝日国立公園飯豊地域は、我が国最大規模の原生的な森林が発達し、日本百名山にも数えられる飯豊山を含む飯豊連峰には多くの登山者が訪れています。
　近年の登山ブームも相まって、登山者の踏圧等による登山道の浸食や周辺植生の荒廃が著しく、その対策を講じているところです。
　登山道の浸食や植生荒廃防止については、飯豊連峰の原生的な自然環境の保全を第一に考え、現地にある自然石等を活用して、雨水や土砂の動きをコントロールする「近自然工法」と呼ばれる方法を用いており、関係する団体 ・ 機関 ・ 登山者が協力しながら、現地の状況を踏まえながらの順応的管理が行われています。
　平成24年度においても、8月18日、19日に近自然工法の技術講習会を開催し、登山道の管理作業を実施することとなりましたのでお知らせします。
　併せて登山道管理作業にご協力いただける方を募集しています。詳細については、本事業の請負業者であるNPO法人飯豊朝日を愛する会までご連絡ください。