報道発表：白神山地世界遺産地域周辺におけるニホンジカの確認について （秋田県能代市）

　白神山地世界遺産地域周辺においてニホンジカが確認されましたので、報告します。
　白神山地世界遺産地域連絡会議では、今回の情報を関係機関で共有し引き続き周辺での生息状況の把握に努め、対応を検討していきます。

１．撮影日

平成28年8月31日（水）6:01

２．確認場所

秋田県能代市二ツ井町駒形
（世界遺産地域外、緩衝地域から約17km、別添地図参照）

３．確認頭数、性別

１頭、オス

４．確認方法

ニホンジカの生息情報収集のため、秋田県能代市二ツ井に設置（秋田県自然保護課）していた自動撮影装置による撮影。10月5日にＳＤカードのデータを回収して確認。

能代市において撮影されたニホンジカ

参考：白神山地世界遺産地域連絡会議

白神山地世界遺産地域の適正な保全管理の推進を図るために関係機関相互の連絡調整を行うことを目的とし、平成7年7月に、環境省東北地方環境事務所、林野庁東北森林管理局、同青森事務所、青森県、秋田県、青森県教育委員会及び秋田県教育委員会により設置しました。平成22年からは、地元市町村（青森県鰺ヶ沢町、深浦町、西目屋村、秋田県藤里町、八峰町及び能代市）がオブザーバーとして参加しています。

＜青森県・秋田県における平成28年度ニホンジカ目撃情報＞

（各県自然保護課提供、平成28年10月11日時点）

	全域		白神山地周辺（※）
	件数	頭数	件数	頭数
青森県	51(81)	75(114)	3(19)	4(20)
秋田県	37(40)	53(52)	17(8)	22(11)

（）内の数値はH27年度

※白神山地周辺...青森県鰺ヶ沢町、西目屋村、深浦町、秋田県能代市、八峰町、藤里町の範囲

別添資料：これまでの目撃情報等位置図（平成28年10月11日現在）.pdf