報道発表：白神山地世界遺産地域境界付近の遺産地域外におけるニホンジカの確認について（10/14、15日撮影分）

白神山地世界遺産地域連絡会議
（東北地方環境事務所、東北森林管理局、青森県、秋田県）
ニホンジカ対策事務局
環境省　東北地方環境事務所
国立公園・保全整備課
課長　佐々木　真二郎
西目屋自然保護官事務所
担当　藤井　沙耶花

１．撮影日

平成26年10月14日（火）、15日（水）

２．確認場所

青森県深浦町大字追良瀬字南追良瀬山3115林班へ林小班と3120い林小班の林班界の追良瀬川
（世界遺産地域緩衝地域境界付近の遺産地域外、下記地図参照）

３．確認頭数、性別

14日23時撮影  １頭、オス

15日 2時撮影  １頭、性別不明

15日16時撮影  １頭、オス

４．確認方法

東北森林管理局が委託している「白神山地世界遺産地域における原生的ブナ林長期変動調査」（受託者：株式会社グリーンシグマ）において白神山地の入り込み利用調査のために設置した自動撮影装置に写ったものです。

今回の確認を受け、白神山地世界遺産地域連絡会議は、東北森林管理局の自動撮影装置の増設を行うとともに、関係機関と連携しながら確認場所周辺における食痕、糞等の痕跡調査による監視体制の強化を検討します。また、引き続き世界遺産地域とその周辺での生息情報の収集に努めて参ります。

参考：白神山地世界遺産地域連絡会議

白神山地世界遺産地域の適正な保全管理の推進を図るために関係機関相互の連絡調整を行うことを目的とし、平成７年７月に、環境省東北地方環境事務所、林野庁東北森林管理局、同青森事務所、青森県、秋田県、青森県教育委員会及び秋田県教育委員会により設置しました。平成22年からは、地元市町村（青森県鰺ヶ沢町、深浦町、西目屋村、秋田県藤里町、八峰町及び能代市）がオブザーバーとして参加しています。