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東北地方環境事務所

緊急情報

ツキノワグマによる人身事故に注意してください!

2023年07月19日
東北地方では、前年度と比較し、4、5月のツキノワグマの出没情報が多く寄せられています。
また、ツキノワグマによる人身事故が発生しております。
(※クマの出没情報(速報値)参照 クマに関する各種情報・取組 || 野生鳥獣の保護及び管理[環境省] (env.go.jp)
ツキノワグマによる人身事故を防ぐために、①クマと出会わない工夫、②出会ってしまった時の対策が重要です。
詳しくは以下のパンフレットをご確認ください。
豊かな森の生活者 クマと共存するために~クマを知って事故を防ごう~

①クマに出会わないための工夫

・クマの生態や行動についてよく知る
・クマの出没情報について気をつけるようにする
・クマに自分の存在を知らせられるよう、クマ鈴やラジオ等の音の出るものを携行する。
・見通しの悪い場所や沢沿い等の音が聞き取りにくい場所は、声を出したり、手をたたいたりして存在を知らせるようにする。
・クマの隠れ場所になりそうな場所(見通しの悪い所、沢等の狭い所、藪等)やクマの新しい痕跡がある場所は特に注意を払う

※もしもの時のためにクマスプレーの携帯を心がけましょう

​②クマに出会ってしまった時の対策(まずは落ち着きましょう!)

■距離が離れている場合(クマが気づいていない)
・ゆっくりと静かに立ち去ります。
■比較的距離が近い場合(50m程度)
・両腕をふりこちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退します。森林内であれば、万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにします。
■距離が近い場合(20m程度)
・クマがパニックになり突発的な攻撃をする可能性があるため刺激しないことが大切です。
走ったり大声を出したりせず、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退します。
森林内であれば、万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにします。
■クマが突進してきた場合(威嚇突進)
・威嚇突進の場合は、途中で止まり後退することが多いため、落ち着いてクマとの間に障害物がくるようにゆっくりと後退します。
■クマが突進してきた場合(本当の攻撃)
・クマスプレーを目や鼻をめがけて噴射します。
・クマスプレーがない場合は、防御姿勢(両腕で顔や頭をガード)をとります。

問い合わせ先

東北地方環境事務所 野生生物課
電話:022-722-2876