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【開催報告】野鳥観察会『大潟草原に集う渡り鳥』
2009.03.13 東北地方環境事務所
この時期、大潟村は北の繁殖地へと帰るマガンやヒシクイ達の重要な中継地となっていて、多いときには18万羽ものガン達が周囲の水路を塒とし、広い干拓地内で採餌していました。さらには水路のいたるところでカモの群れが観られます。この時期は種類も羽数も豊富で観察のしがいがあります。また、昨年5月に北秋田市に飛来し、7月以降は大潟村とその周辺で過ごしているタンチョウも相変わらず元気に過ごしています。
3月8日の野鳥観察会では大潟村で過ごす、たくさんの種類の野鳥たちに出会いましたのでご報告します。
- 実施日時:
- 2009年3月9日(日)9:00~12:00
- 参加者:
- 33名
- 講師・スタッフ:
- 6名
- 主催:
- 東北地方環境事務所
- 協力:
- (財)日本野鳥の会秋田県支部
- 後援:
- 大潟村教育委員会
野鳥観察会を開催するに当たって、野鳥たちの動向というのは非常に気になるところで、講師陣も我々スタッフも前日、そして当日の早朝から大潟村の中を車を走らせ、観察ポイントの選定をしました。
期待の「ガンの大群」はこのところの陽気で北帰行が早まり、大潟村の中で大きな群れを見ることが出来ないほどに数を減らしていました。それならばと切り替えて、カモ類・ハクチョウ・そしてタンチョウのいるポイントを見て回りました。
観察スポットを巡るための強力な武器は後援いただいた大潟村教育委員会のバス「かけはし」号で、文字通り参加者と野鳥たちを結ぶかけはしとして大きな力を発揮していました。
この日であった野鳥はタンチョウ・ムクドリ・トビ・ヒシクイ・ハシボソガラス・マガン・オオジュリン・オオハクチョウ・コハクチョウ・ケリ・マガモ・コガモ・カルガモ・オナガガモ・カワアイサ・ミコアイサ・カワウ・ツグミ・アオサギ・ミサゴ・キジ・スズメ・オオタカ・オオバン・ノスリ・カイツブリ・カワラヒワの27種類でした。