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【開催報告】森吉山麓高原ブナ林で森林浴:自然観察会実施報告
2007.08.21 東北地方環境事務所
森吉山野生鳥獣センターと同運営協議会では、8月19日(日)、森吉山麓高原のブナ林をフィールドに、標高863mの黒石川林道出合いから標高654mの森吉山野生鳥獣センターまで約5kmのコースで動植物を観察しながら森林浴を楽しむ自然観察会を実施しました。スタッフが秋田市を出発する時は雨。森吉山に近づくにつれて雲が薄くなり、幸いにも降られることなく、暑くもなく、散策日和?でした。

クマゲラの森を見ながら説明が受けられるレクチャー広場でオープニング。背景の建物は森吉山野生鳥獣センター
- 参加者:
- 34名
- インストラクター等:
- 8名
- 往復行程:
- 徒歩5km

森吉山野生鳥獣センター前の広場で足利アクティブレンジャーの指導で体をほぐす

国民宿舎「森吉山荘」の協力を得て提供されたバスで散策のスタート地点となる黒石川林道出合いへ移動

- 黒石川林道出合い:
- 森吉山への登山道の一つであるノロ川登山コースの黒石川林道との交差点
ここから3班に分かれて、それぞれインストラクターに導かれて散策に出発。野生鳥獣センターに向かって深いブナ林の中を下ります。

葉っぱの図鑑を手に解説する成田インストラクター。
今回は「ブナ林で見られる葉っぱを見つけよう」をテーマに散策した。

ホオノキの大きな葉っぱを前にして佐藤インストラクターの解説

田中インストラクターはヤマウルシも素手で平気

ブナの枯れ木に見られるキツツキたちの採餌痕を見上げる

アカヤマドリを見つけてメロンパンに似ていると言っていた中村くん兄弟

メロンパンの周りに人だかりができた


大きなコブを付けたブナに触ってみる

深~いブナ林で思い思いに昼食。山で食べるお弁当は格別


太~いブナの幹に聴診器を当ててみる。何が聞こえるかな


ブナ林の土壌を成田インストラクターが解説。ルーペで覗く中村くん

土の中の説明に興味津々

コブのブナの前で1班の皆さん

コブのブナの前で2班の皆さん

コブのブナの前で3班の皆さん

緑の色濃いブナ林でオオカメノキの赤い実が鮮やかです

光沢のある真っ赤なタマゴダケ。食べられると説明されたが赤い色がどうも・・・・。
翌20日、食べた人に電話してみたら「おいしかった」とのこと

ブナの若木が一斉に成立している林

立川沿いの遊歩道でセンノキの大木を見上げる

立川の飛び石を渡るともうすぐ野生鳥獣センターに到着。
クマゲラの声もドラミングも残念ながら聞けませんでしたが、ブナ林での森林浴を大いに楽しみ、全員無事に自然観察会を終えました。
- 見たり聞いたりした野鳥:
- ホオジロ、キセキレイ、ゴジュウカラ、ウグイス、アカゲラ、アオゲラ、クロツグミ
- 花:
- ツルリンドウ、ヨツバヒヨドリ、クモキリソウ、イチヤクソウ、リョウブ、ノリウツギ、エゾアジサイ
【文・写真】
秋田自然保護官事務所