東北地方環境事務所

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東北地方環境事務所TOPICS>2007年度

【開催報告】自然観察会の実施状況報告

2007.06.20 東北地方環境事務所

森吉山野生鳥獣センターと同運営協議会では、センター開館の6月から10月まで、国指定森吉山鳥獣保護区を主なフィールドに毎月1回の自然観察会を計画しています。

今回は第1回目で、6月10日(日)に、森吉山麓高原の新緑のブナ林を人気スポットNo.1の桃洞滝まで散策し自然を満喫しました。

センター脇のレクチャー広場でオープニングの様子。ここはクマゲラの森を正面に見ながら、センター解説員の説明を受けられるようになっています。
募集人員を大幅に越えて参加申し込みがあったため、抽選で参加者を決定しました。

参加者:
40名
行程:
往復8.5キロメートルほど

新緑のブナ林の中、エゾハルゼミの鳴き声を聞きながら、インストラクターから自然解説を受けています。ここではツキノワグマの説明でした。

インストラクターを先頭に整備された歩道を進みます。
途中の小沼には、クロサンショウウオのタマゴやブナの枝に産みつけられたモリアオガエルの卵塊が見られました。また、オオバキスミレ、ユキザサ、シラネアオイなどの多くの山野草が咲いていました。

ノロ川遊歩道から桃洞沢沿いに500メートルほどで渓谷のシンボルとなっている桃洞の滝に到着です。
疲れて汗ばんだ体をマイナスイオンがリフレッシュしてくれます。

例年であれば、今の時期は雪解け水で水量の多い桃洞の滝も、今冬の雪が少なかったせいか水量が少なかったが、滝を目の当たりにした参加者から「ワァーッ」という歓声があがっていました。

楽しいお弁当タイム。それぞれグループごとに昼食です。
この後帰路につきました。
帰路、幸運にも頭のすぐ上でクマゲラのドラミングを聞くことができました。

【文・写真】
秋田自然保護官事務所