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【開催報告】野鳥観察会『大潟草原に集う渡り鳥』
2008.03.17 東北地方環境事務所
ヒシクイ・マガンやカモ類など冬の渡り鳥の越冬地でもあり、シベリアなどの繁殖地へ向かう途中の中継地にもなっている大潟草原鳥獣保護区とその周辺で野鳥観察会を実施いたしました。
- 実施日:
- 2008/3/9(日)
- 参加者:
- 29名
- 講師・スタッフ:
- 7名
- 協力:
- (財)日本野鳥の会秋田県支部
- 後援:
- 大潟村教育委員会
大潟村教育委員会より「かけはし」号をお借りして観察地を巡りました。背の高いバスは野鳥を探すのに強力な武器となりました。

大潟村の広い広い水田は、10万羽以上のマガンの餌場となっています。この日も至る所でヒシクイやマガンが餌を食べている姿を観察できました。


大きな群れを見つけてはバスを止め、適切な距離を保って野鳥観察です。たくさんいるマガンやヒシクイの食事風景に子供達も興味津々の様子でした。


初めて参加された方には講師陣の丁寧な説明が好評でした。テレビ局のカメラマンも丁寧な説明に聞き入っていました。また何度も参加されている方々も「望遠鏡がいっぱいあるからどんどん順番が回ってきて良いね」とこれまた違った視点で好評でした。
この日、出会った野鳥は・・
カワウ・アオサギ・ダイサギ・コチョウゲンボウ・トビ・ノスリ・ケアシノスリ・ヒシクイ・マガン・オオハクチョウ・ヒドリガモ・コガモ・マガモ・カルガモ・オナガガモ・ホオジロガモ・ミコアイサ・カワアイサ・オオバン・カモメ・ユリカモメ・ムクドリ・ツグミ・ホオジロ・カワラヒワ・ベニヒワ・スズメ・ハクセキレイ・ハシボソガラス・ミヤマガラス・コクマルガラスの31種類でした。
特にベニヒワを観察しているときには「うわ~綺麗」「めんこいな~」と言う声がいっぱい聞かれましたし、コクマルガラスを観察しているときには「こんなカラスもいるの?」「これに逢いたかったのよ」と言う声が聞かれました。ずっと見ていたくて講師陣の「そろそろ出発しますよ」の声も耳に入らないほど熱心に観察している姿がとても印象的でした。
【文・写真】
秋田自然保護官事務所