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【開催報告】飯豊連峰保全シンポジウムのご報告(速報版)

2008.2.27 東北地方環境事務所

 去る平成20年2月23日(土)、山形県小国町のおぐに開発総合センターにて、飯豊連峰保全連絡会の設立会が開催され、その午後に飯豊連峰保全シンポジウムが開催されました。

 午前の設立会では、「飯豊連峰を愛する人たち、飯豊連峰に関わる人たち、飯豊連峰に登る人たちの協働により、人為的な影響で荒廃した自然を復元させ、原始性の高い飯豊連峰の自然が永続的に維持されるように、その保全活動を推進することである。このため、飯豊連峰に関する様々な主体の保全活動が無秩序とならないよう、広範囲な関係者が様々な立場で連携・分担するための情報交換、意思疎通を行うこととする」との設立趣旨のもと、飯豊連峰保全連絡会の設立が承認されました。その後、承認された会則(別添1)に則り、代表は関川村山の会の平田大六さんが推薦の上選任され、幹事は「井上邦彦さん(小国山岳会)、藤井三郎さん(下越山岳会)、薄定雄さん(福島県自然保護指導員)、舩山清一さん(飯豊山岳会)、小荒井実さん(エーデルワイス山岳会)、本間一人さん(新潟県山岳協会)、平野茂夫さん(山都町ガイド協会)が代表より選任され、また事務局は環境省羽黒自然保護官事務所に置くこととなりました。そして、平成18年度より山岳関係者、自然保護関係者、行政関係者で検討を重ねてきた飯豊連峰保全計画を、飯豊連峰保全連絡会の当面の活動指針とすることを決めました。

設立会。平田代表の就任挨拶。
設立会。平田代表の就任挨拶。

 午後の飯豊連峰保全シンポジウムでは、平田大六代表の挨拶に引き続き、開催地小国町の加藤春雄副町長の挨拶、そして次第に従い、「飯豊連峰保全計画(案)検討の経緯」として、羽黒自然保護官の佐藤一交さんより説明、また基調講演「私の山の楽しみ方」として朝日登山道刈り払い協力隊隊長の山口義雄さんよりご講演を頂きました。さらにパネルディスカッションでは、山口義雄さん(朝日登山道刈り払い協力隊隊長)、平田大六さん(関川村山の会)、松本清さん(巻機山ボランティアーズ)、井上邦彦さん(NPO飯豊朝日を愛する会)の4名をパネラーに迎え、株式会社ニュージェックの川端郁子さんをコーディネーターとして、[1]「飯豊がどんな山であり続けてほしいのか」「飯豊のあるべき姿」についての関係者の共通認識、[2]「どのように連携していくのか」「連携のあり方」「登山者は連携にどのように関わることができるのか」について討論頂き、また会場からも多くの意見をお聞きし、盛況のうちにシンポジウムを閉会することができました。

パネルディスカッション。会場からの意見。
パネルディスカッション。会場からの意見。

 なお、設立会は31団体70名、またシンポジウムでは37団体113人の参加でした。多数のご来場ありがとうございました。
 また、連絡会への登録申し込みですが、さっそく当日会場でも申し込みがありました。(申し込みフォームは別添2)

 6月会、合同保全作業、11月会と引き続き、展開していきますので、登録並びに連携連絡について、今後ともよろしくお願い致します。

飯豊連峰保全連絡会 事務局
(羽黒自然保護官事務所 佐藤、佐々木)

添付資料