ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年8月

13件の記事があります。

2015年08月10日「鳥海イヌワシみらい館」でアクティブ・レンジャー写真展開催中!

磐梯朝日国立公園 羽黒 白銀 顕

 全国的に猛暑が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 日焼けで黒さが増し、「焼けましたね」「もはや黒銀さんですね」と、最近よく言われる白銀です。

 今年も夏休み期間中、山形県酒田市にある「鳥海イヌワシみらい館(猛禽類保護センター)」にて、アクティブ・レンジャー写真展を開催しています。

【写真展会場の様子】

 また、館内では開館15周年夏休み特別企画展示「イヌワシのみらい わたしたちのみらい」展が開催されています。館内を巡りながら「みらい」をテーマに、イヌワシと私たちの今とこれからを考える参加型の楽しい展覧会です。

【左写:「イヌワシ」と聞いて、思いつくことを教えてください。コーナー】

 射的を使って問いに答える展示は、子どもたちに大人気です。

【右写:自転車をこいで発電(ランプ点灯)体験コーナー】

 実際に電力を生み出す大変さを感じた後には、展示の問いかけや資料などからエネルギー問題を考えさせられるコーナーとなっています。この展示をとおして、何と「テレビを見るのをやめます!」と言い出したお子さんもいらっしゃったようです。


 他にも、参加型のアンケート展示がたくさんあり、体も頭も使いながら、「みらい」について考えるふか~い展覧会となっています。

アクティブ・レンジャー写真展と同じく、8月31日(日)まで開催されていますので、鳥海山登山の際など、近くにお越しの際は、是非ご来館ください。

■鳥海イヌワシみらい館ホームページ

http://www.raptor-c.com/

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2015年08月05日森吉山野生鳥獣センター 夏休み企画展

秋田 足利 直哉

 熱い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?秋田市内は竿灯祭りの真っ最中!!半被姿の方々を見かけ、町も賑わっていて仕事で外出すると事務所への帰着時には渋滞に巻き込まれるというこの時期の風物詩を味わってます。

  

 さて、夏休みの真っ最中!高原エリアにあり、渓谷が流れ、涼を得られる環境に立つ森吉山野生鳥獣センターで開催中の企画展のご案内です。現在館内では4つの展示が同時開催中です!!!

  

 まず1つめは、秋田県出身の漫画家・矢口高雄さんの作品展『矢口高雄 生きものと自然の世界展』

 先日、この日記でもお伝えしていますが、現在は野外活動センターから森吉山野生鳥獣センターに引っ越しして開催中です。

 『釣りキチ三平』でお馴染みの矢口高雄さんが描いた生きもの達の生き生きとした姿や、マタギを題材としたまんがのコミック版の表紙絵など24点の見応えのある作品で、横手市まんが美術館のご協力を頂き本格的な仕様で開催中です!!

  

  

 続いて2つめは、森吉山野生鳥獣センターでの夏休み恒例となった『野鳥の羽と翼』展。

 内容が更に充実し、野鳥種も増えてます。しかも主催してくれている加賀谷さんの好意により撮影も手触りもOK。森吉山野生鳥獣センターにある顕微鏡での観察もOK。羽の微細構造なども観察可能です!!

  

     

 3つめは、森吉山野生鳥獣センターの案内解説業務を行ってくれているスタッフによる写真展『もりよしの水景』です。時に山のガイドも務めている方々が地元の山を歩いて見つけた『水』がテーマ。その姿は雲となったり、霧となったり、雪であったり。また水の様も雫から大きな流れまで色々。"水の郷もりよし"の見所満載の写真をご覧ください。

   

  

 最後4つめは、アクティブレンジャー写真展『東北の自然~四季~』です。

 森吉山野生鳥獣センターは体育館のような大きな施設ですが、前述3つの展示をしたため流石に場所がない・・・。と言う事で会議テーブルとミニイーゼルを使って開催中です。スペースの都合上、四季の内『春』と『夏』を展示中で、期間の半ばを過ぎたら『秋』と『冬』に入れ替え予定です。

  

  

 こんな感じで、盛りだくさんですから森吉山野生鳥獣センターに良く来られる方は『賑やかだね~』と言ってます!!私もそう思います。こんなに所狭しと展示物を並べられることもそうそう無いだろうと思うほど。きっと過去最多の展示数だと思います。。

 今年の夏はヤブ蚊の発生も少なく(先日歩いたときには全く気になりませんでした。)、気持ち良く森も渓谷も歩けます!!市街地では30度を超えているときでも渓谷をジャブジャブ歩けば涼しさも感じられます。是非、森吉に足を運んで頂き、森吉山野生鳥獣センターの展示もご覧ください。
  

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2015年08月04日平成27年度第1回白神山地子どもパークレンジャー

白神山地 伊藤 亮平

8月1日~3日の2泊3日で環境省の子どもパークレンジャー事業の一環として「白神山地子ども自然体験キャンプ IN あかいし」を実施しました。

「白神山地子ども自然体験キャンプ」とは白神山地の自然の中での活動を通して、白神山地の自然の豊かさや大切さ、そこで育まれてきた地域の文化を学ぶキャンプです。

 今年の第1回は幼い頃から自然の中でマタギの生活を営んできた熊の湯温泉旅館の吉川隆さんを講師に鰺ヶ沢町の赤石川を中心に活動しました。ここでは、3日間で行った活動の中からいくつか紹介したいと思います。

まず初日は、ブナの巨木がある然ヶ岳へ登りました。森の中は湿度が高いので蒸し暑くて登るのが大変でしたが、登っていくと確かに大きなブナの木がありました。

人と比べるととても太い木だというのがわかります。

幹の上でひと休みしています。

帰りには、木の蔦にぶらさがってターザンをすることができました。切れたりしないか不安でしたが、吉川さんに見本を見せてもらうとみんな次々と掴まっていきました。斜面なので勢いがついてなかなか迫力がありました。

3日間を通して行ったのが、赤石川の水辺の体験です。

ライフジャケットを着て川の中を泳いだり、流れに身を任せて流されたり、岸から飛び込んだりと赤石川の清流を満喫しました。特に森を歩いてきた後は水が冷たくて気持ちよかったです。

川で泳ぐ以外にも水辺の体験としてカジカ釣りをしました。

自分たちで釣り糸と針で仕掛けをつくり、エサのミミズを付けて釣りをしました。

カジカは食欲旺盛なのか一度取り逃がしてしまっても、もう一度食いついてきたりすることもあって全員が1匹以上釣りあげることができました。釣った魚は素揚げにして食べましたが、みんなすごく美味しい!と言ってすぐに食べてしまいました。

夜には吉川さんから山で熊と戦ったお話を聞いたり、街灯のない道を歩いてホタルの観察をしたりしました。

山と川の自然を存分に満喫した3日間でした。

明日からは第2回の「白神山地子ども自然体験キャンプ IN いわさき」が8月5日~7日の間青森県深浦町で行われます。十二湖や沢、海を中心に活動していきます。

また今月8月18日~19日には第3回の「白神山地子ども自然体験キャンプ IN ふじさと」が秋田県藤里町で行われます。こちらは現在も募集中ですのでお申し込みをお待ちしております。詳しくはこちらをご覧下さい。(http://tohoku.env.go.jp/to_2015/post_43.html

参加申し込み・問い合わせ先

〒018-5201

秋田県山本郡藤里町藤琴里栗63

白神山地世界遺産センター藤里館

TEL:0185-79-3001

FAX:0185-79-3008

開館時間9:00~17:00(毎週火曜休館)

子どもパークレンジャー参考HP(http://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/about/index.html#charaBox02

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