ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2015年5月

8件の記事があります。

2015年05月28日森吉山野生鳥獣センター開館準備作業進行中

秋田 足利 直哉

 はやいのもので・・5月も下旬、来週には6月に突入です!!

 

 6月1日は毎年、森吉山野生鳥獣センターの開館日です。秋田自然保護官事務所ではそれに向けて業務発注やら、諸々の準備に追われる日々を過ごしています。。

  

  

 先日、開館準備のため現地に行って作業をしてきました。長く厳しい冬を過ごす間に傷みや不具合が出てきた箇所も認められましたので自分たちで出来る事は自分たちで修繕し、業者さんにお願いする部分はお願いして、着々と準備をすすめているところです。

  


  


 今年は例年よりも多くの積雪がありましたが、春先に好天と気温の高い日が続いたこともあって融雪が早まり、植物たちの目覚めが早くなっている箇所と、まだまだ残る残雪の影響で早春の装いの箇所が散見されます。先日巡視した際に見られた花々もマンサクからサンカヨウまでと早春から初夏まで一度に観察できるような感じでした。ちょっと得したような気持ちにもなりますが、春を通り越して夏の手前まで一気に季節が進んでいる様でもあり春を満喫できなかったとちょっと複雑な感じです・・・。

  

マルバマンサクとエゾノリュウキンカ

シラネアオイとサンカヨウ

  

 現在、森吉山麓高原一帯へのアクセス道路は管理者の北秋田市の判断で通行可能となっていますが、高原一帯の施設はいずれも開館前ですので、使用できるトイレはありません!!それでもこの日は山菜採りの方々でしょうか?たくさんの車が見受けられました・・・。この週末もこのエリアに足を運んで下さる方がいらっしゃるかと思いますが、その点を十分にご理解いただいてお越しいただきたいと思います。

 

 今期、森吉山野生鳥獣センターのパンフレットをリニューアルいたしました。私が業務で撮影した写真も多数採用されていて、個人的にも思い入れのあるパンフレットとなっています。それと今年度行われる観察会やクラフトイベント、企画展などをまとめた『森吉山野生鳥獣センターイベント情報2015』のチラシも作成いたしました。こちらも私が撮影した写真や描いたイラストが多数採用されていて、これまた思い入れのある物が出来てます。いずれも北秋田市内観光施設等で配布してますので、是非お手にとって頂き、森吉山野生鳥獣センターにお越しください!!


  

  

 今期の開館は6月1日(月)~11月3日(火)の予定となってます。皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

ページ先頭へ↑

2015年05月27日第1回草刈清掃活動イベント

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

はじめまして。

八戸自然保護官事務所のアクティブレンジャーの大友千夏です。

4月から知識寛之(ちしきひろゆき)自然保護官と共に着任し、一新いたしました。

このアクティブレンジャー日記を通して、

三陸復興国立公園の種差海岸・階上岳地域、

みちのく潮風トレイルの情報を提供していきたいと思っております!

  (左:知識保護官   右:大友)

どうぞよろしくお願いいたします!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

5月23日、三陸復興国立公園に指定されている、

八戸市の種差海岸で、

種差インフォメーションセンター運営協議会主催の

「第1回 草刈清掃活動イベント」が行われました!

今年2~3月には種差インフォメーションセンターで3回にわたり

「草刈ミーティング」が開かれ、地元のそれぞれ草刈りに参加していた保護団体や町内会、

観光協会などの関係者が集結して話し合いを重ね、

春と秋の年2回、草刈りイベントをすることとなりました。

この日は各団体と一般市民、総勢40名が参加!
葦毛崎展望台付近に集合し「オオイタドリ」の刈り取りにとり組みました。

「オオイタドリ」は在来種ですが、背が高くなり、

日光を遮り綺麗な草花の成長を妨げ、景観に影響を与えるため、刈り取りが必要です。

これまでもこうやって人が管理して来る中で、維持されてきたという経緯があります。

これからも継続的に保全活動を続け、
種差の景観がずっと続きますように!!

ページ先頭へ↑

2015年05月21日第69回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」で受賞

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

青葉若葉の季節、いたるところで夏鳥たちがさえずり、子育てを始めています。

仙台自然保護官事務所にとって、嬉しい嬉しい情報が飛び込んできましたのでご報告いたします。

「愛鳥週間」は5月10日~16日でしたが、その中の行事「全国野鳥保護のつどい」が東京都内で開催され、宮城県から「日本雁を保護する会」、「仙台市八木山動物公園」の二つの団体が、シジュウカラガンの保護活動の功績が認められ、環境大臣賞を受賞いたしました。おめでとうございます。

その喜びを携えて、仙台市八木山動物公園の阿部副園長がご報告にいらっしゃいました。八木山動物公園阿部副園長受賞報告に

環境大臣賞の賞状をご披露していただきました。(写真左から坂川所長、阿部副園長、西村次長です。)

シジュウカラガンの羽数回復計画や千島列島エカルマ島での放鳥についてお話ししていただきました。

宮城県北部にある国指定鳥獣保護区「伊豆沼」、「蕪栗沼・周辺水田」、「化女沼」は、マガンをはじめとするガン類の日本最大の越冬地です。シジュウカラガンは、7年前の飛来数は数十羽、観察するのも難しい鳥でした。それがここ4年の間にどんどん増えて、2014年ー15年の冬には、1000羽を超えたのです。

化女沼から飛び立ったシジュウカラガン

日本雁を保護する会と仙台市八木山動物公園は協働して、シジュウカラガンの羽数回復計画の策定、実践し、動物園で繁殖した個体を平成7年~平成22年まで13回、551羽を千島列島エカルマ島で放鳥するなどして尽力してきました。その努力が実を結び始めているのです。

日ごろから、鳥獣保護区や観察会でお世話になっている二つの団体が環境大臣賞を受賞したことは、嬉しく、誇らしく思います。

今年、仙台市八木山動物公園は50周年を迎えるそうです。また、ラムサール登録湿地として伊豆沼は30周年、蕪栗沼・周辺水田は10周年、化女沼は7周年を迎えます。そんな記念すべき年、日本雁を保護する会、仙台市八木山動物公園の野鳥保護の取り組み、功績を感じながら、動物園にまた宮城県北部の3つの国指定鳥獣保護区を訪れてはいかがでしょうか。

ページ先頭へ↑

2015年05月20日石巻自然保護官事務所、開設!

三陸復興国立公園 石巻 黒田和真

みなさん、はじめまして!

4月より石巻自然保護官事務所に着任しました、

アクティブレンジャーの黒田和真(くろだかずま)と申します。

私の専門は、環境省ではちょっと珍しい (?) 水産分野です。

前職は南三陸町で、水生生物の調査や、標本作りなんてことをしていました。

これから様々な情報をお伝えしていきたいと思いますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

みなさん、すでにご存じでしょうか?

今年の3月31日、南三陸金華山国定公園(気仙沼から石巻)のエリアが、

三陸復興国立公園に編入されました!

そして、これを受けて4月1日、

『石巻自然保護官事務所』が新設されました!

石巻自然保護官事務所の管轄エリアは、

北から、南三陸町・登米市・女川町・石巻市となります。

(気仙沼市は、大船渡自然保護官事務所の管轄となります。)

事務所開設1年目の今年は、「みちのく潮風トレイル」の開通や、

ビジターセンター開設の準備に向けて、ドタバタしそうな予感です。

私も先日、「みちのく潮風トレイル」のルート開設に向けて、

初の現地調査に出かけました!

シカが生息していることで有名な金華山に上陸しました。

「山」と付いて紛らわしいですが、石巻市には金華山という名の島があります。

みちのく潮風トレイルは、すでに開通している区間がありますので、

これに続けるように私も着々と準備を進めていこうと思います。

今後の日記更新をお待ちください!

すでに開通している区間につきましては、こちらをご覧下さい。

「みちのく潮風トレイル ルート紹介」

http://www.tohoku-trail.go.jp/routeIntroductions

ページ先頭へ↑

2015年05月19日蔦野鳥の森歩道整備

十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南

5月14日(木)に蔦野鳥の森歩道整備を行いましたので、

その様子をご紹介いたします。

  

ご参加いただいた十和田八甲田地区パークボランティアの14名の皆さんと一緒に

約3kmの歩道で雪解け後の作業をしながら3時間かけて回りました。

前日までの台風が嘘のように、青空が広がっています。

エゾハルゼミも一生懸命鳴いていて、初夏を感じる爽やかな陽気でした。

  

↑危険木撤去

歩道上に倒れてきそうな枯死木などを撤去します。

ちょっと太めの木も手ノコで作業していただき、頼もしい限りです。
  

↑歩道脇のロープ柵修繕作業

  

↑歩道のぬかるみ解消作業

側溝に詰まっている泥や落葉を掻き出したり、

歩道上に水が溜まらないように水のはけ口を作ります。

  

この他に歩道にかかる笹の刈払いやゴミ拾いなども行いました。

  

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただきありがとうございました!

大変おつかれさまでした!

  

  

最後に...

  

↑月沼

蔦野鳥の森歩道には、「沼めぐりの小路」と「野鳥の小路」の2コースあり、

1周の目安はおよそ90分です。

大小様々な沼が織りなす美しい景色や季節の植物、

野鳥のさえずりを楽しみにいらしてみませんか?

ページ先頭へ↑

2015年05月19日八幡平地区パークボランティア総会・研修会

十和田八幡平国立公園 鹿角 高橋 孝貴

八幡平地区パークボランティア「ヒナザクラ会」の総会が八幡平ビジターセンターで開催されました。今年度の活動が本格的に始まります。

救命救急研修

総会前に新人研修会と救命救急研修会を行い、救命救急については鹿角広域行政組合消防署から講師の方をお招きして、実際に八幡平地区で発生した事例の紹介とともにパークボランティアの方々が活動する範囲内で役立つ応急処置等について実演を交えながらご説明いただきました。

国立公園関連トピック紹介

総会では様々な意見が交わされました。福原自然保護官から国立公園全般に関する各種トピックの紹介があった際には八幡平地区の常時観測火山である焼山(秋田焼山)について質問が多く寄せられ、火山活動への関心の高さが伺えました。

大沼

総会後、雪も消えてミズバショウが見頃となっている八幡平ビジターセンター前の大沼周辺散策路で、パークボランティアさんによる樹名板の設置作業が行われました。

樹名板取り付け作業

八幡平ビジターセンターのスタッフさんのサポートを受けながら、皆さん張り切って樹名板を次々と設置してくださいました。散策路を歩かれる際には、ぜひこれらの樹名板の情報も参考にしながらお楽しみください。

ページ先頭へ↑

2015年05月12日白神学習~春山トレッキング~

白神山地 野原七恵

5月8日に、西目屋小学校4年生の子どもたちと白神山地の自然を学ぶために、新緑の森に行ってきました。

まだまだ白神山地の山の中には雪が残っていて入れないため、今回も弘前大学の白神自然観察園の周辺で春の生き物観察をしてきました。

子どもたちにとっては、第1回目の白神学習です。

まずは山を楽しんでもらうためのアイテムを授けてみました。

双眼鏡を持ったことにより、テンションが上がっています。

最初に池に行ってみると、白いクロサンショウウオの卵がありました。

雪どけ水が落ち着いてきて池の水も減ってきていたため、すぐ近くで観察することができました。

皆で触ってみたところ「餅みたい」などと、思い思いの感想が返ってきました。

同じ池の中にあったヤマアカガエルの卵は「筋子」など、人それぞれ意見の違いはありましたが、例えが全て食べ物で子どもならではの感性が面白かったです。

学んだことは、一生懸命にメモをとります。

残念ながら親(成体)を見ることはできませんでしたが、夏山トレッキングの時の楽しみにとっておきます。

白神山地といえばブナ。

ということで、植物についても勉強してきました。

ブナの木をはじめとした、樹木の新緑について藤井保護官にお話をしてもらいました。

実際に、自分たちで冬芽や芽吹きを探してきては一緒に図鑑で何の木なのかを調べます。

ただ教えてもらうより、発見することが楽しかったのか、皆で次々に新しい木を探し出していました。

また、雪国の春ならではの景色ということで、雪がまだ残っている場所では根開きの観察を行いました。

さすが、西目屋の子どもたちは「木が温かいからそこから先に溶けるんだよ!」ということを教えてくれました。

今回の春山の体験から始まり、これから1年を通して白神山地の自然がどう変わって行くのか、何かを見つけて行ってもらいたいと思っています。

ページ先頭へ↑

2015年05月08日みどりの日の集い

白神山地 伊藤 亮平

5月4日みどりの日に白神山地世界遺産センター藤里館で、毎年恒例の自然観察会「みどりの日の集い」が開催されました。

藤里町内の観察ポイントを回る約8kmのコースを歩きました。

遺産センターからスタートして道端の植物を観察しながら最初のポイント、樹齢300年以上もあるご神木、田中の大イチョウ(権現の大イチョウ)に到着。

間近でみると迫力があり、気根(きこん)という空中にある根も見ることができました。

次に峨瓏(がろう)大滝へ行き小休憩。この日は水量が少なめでした。

すぐ隣に道路があるのに、このような滝が見られるのは不思議な感じがします。

これからこの滝の上の沢、峨瓏峡を歩いていきます。

峨瓏峡を抜けると遺産センターの裏山、高山の登山口に到着、ここからは山登りです。

すでに散っているものもありましたが、いくつか花も見ることができました。(左上:シラネアオイ、右上:キクザキイチゲ、左下:ウスバサイシン、右下:チゴユリ)

今年は気温が高く、開花時期がいつもより早くなっているそうです。

花や植物を観察しながら登っていくと、山頂が見えてきました。

標高388mですが、見晴らしがとても良く、藤里町一帯や、藤里駒ヶ岳や小岳などの山々が見えます。

山頂でお昼ご飯を食べて、スタート地点の遺産センターへ戻ります。

下山して、遺産センターまでの道の途中、セイヨウタンポポの群れの中に一輪、日本在来のタンポポらしき花がありました。花の下の部分の総包(そうほう)がそり返っていないのがわかります。普段通り過ぎるような場所でも目をとめると、意外な発見がありました。

下山途中少し雨が降ったものの、山頂の見晴らしも良く、全体的に天候に恵まれた中で、身近な自然を感じることができました。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ