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【お知らせ】循環型社会の形成に向けた「循環型社会地域支援事業」の採択について

2009.08.17 東北地方環境事務所

 環境省が循環型社会の形成に向けた地域からの取組を促進するため実施する、循環型社会の形成に向けた循環型社会地域支援事業(平成21年度循環型社会形成実証事業)については、全国から54件の応募があり、審査の結果7件の事業を採択しました。

1.「循環型社会地域支援事業」の概要

 大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し、社会における物質循環を確保することにより、天然資源の消費が抑制され、環境への負荷の低減が図られた「循環型社会」を形成するため、平成12年6月に循環型社会形成推進基本法が公布され、平成20年3月には、同法に基づく新たな第2次循環型社会形成推進基本計画が閣議決定されました。
 同計画は、循環型社会の形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進するものであり、循環型社会のイメージや具体的な目標を定めるとともに、その達成に向けて、国民、NGO・NPO、事業者、地方公共団体、国等の各主体が相互に連携を図りつつ、積極的な取組を推進していくことを求めています。

 このため環境省では、NGO・NPOや事業者が地方公共団体と連携して行うリデュース、リユース、リサイクルやグリーン購入などの循環型社会の形成に向けた取組で、他の地域のモデルとなるような創意工夫に優れた事業を公募し、実証事業として実施することにより、循環型社会の形成に向けた地域からの取組を促進することを目的として、循環型社会地域支援事業(平成21年度循環型社会形成実証事業)を実施しています。

2.採択事業の概要

 平成21年度は、2月10日(火)から3月19日(木)にかけて事業を募集し、全国から54件の応募があり、外部学識経験者による審査の結果、7件の事業を採択しました。
 このうち、東北ブロックでは、次の2件の事業が採択されました。

事業名事業主体事業概要
リモネンを溶解剤とする漂着発泡スチロールの回収 東北公益文科大学市田研究室
(山形県酒田市)
 塩分が付着することにより、処理に課題がある漂着発泡スチロールのリモネンによる溶解処理等を行う。
  • 塩分が付着した発泡スチロールとリモネンとの反応影響実験
  • 発泡スチロール熔解の際の問題点の検討・改善
  • 果樹農家排出の柑橘果樹からのリモネン抽出実験
  • 溶解した発泡スチロールの再利用方策の検討
プロスポーツによるエコシティ仙台創造プロジェクト みやぎ・環境とくらしネットワーク
(宮城県仙台市)
 仙台をホームとするプロスポーツチームの試合等でのごみ発生抑制等3Rの実践を目指す。
  • チーム運営会社、自治体、観客との役割分担しつつ、3R学習イベント、エコステーションボランティア育成、情報提供等の人材育成、環境に配慮するスポーツ興業の実践
  • リデュース推進、リサイクルシステム確立、公共交通利用による温暖化対策
  • 映像、グッズ等を活用した普及啓発を実施

 今回採択した事業については、年度末時点での事業の状況を評価した上で、その活動状況を循環型社会白書等を通じて広く一般に周知していく予定です。

■報道発表資料

 全国の採択事業の概要については下記を参照下さい。

■関連情報

 循環型社会の形成の推進のための基本法や基本計画、環境省の実証事業、循環型社会白書等については、下記を参照ください。