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【お知らせ】飯豊連峰保全連絡会議 第2回会合の概要について
2008.12.24 東北地方環境事務所
平成20年12月17日(水)、山形県西置賜郡飯豊町の町民総合センター「あ~す」にて、飯豊連峰保全連絡会議 第2回会合が開催されました。
内容は、飯豊連峰の天狗ノ庭で行われた合同保全作業についての事務局報告(ニュースレターNO.2参照)と、各団体からの活動内容の報告について情報交換が行われました。
各団体からの報告概要は以下のとおりです。
【西会津山の会】
- 6月に計画した祓川山荘~疣岩山間の歩道は、通行に支障はなかったため、補修は行わなかった。鏡山久良谷川登山口林道の落石部分は、西会津町役場と地元業者から資材提供を受け、9月に落石撤去と路肩の補強を6名で実施した。
【喜多方市】
- 御沢飯豊山線への木製階段等については、7月に地元関係者に見てもらい詳細設計をした。階段工55段と70段の2工区、また6基の土留め工を計画。現在、未着手。年内に資材運搬し、3月までに完成を目指す。
- 9月に峰秀水の水場利用者が上方通行者からの落石により怪我をした、との連絡を受け、現地に注意喚起の表示等を行った。来シーズンは水場上部の迂回路は閉鎖する。なお当ルートは水場道であり、地蔵小屋方面の本道の刈り払いを実施する。
- 避難小屋の管理運営について情報交換する場がほしい。
【下越山岳会】
- 8月に北俣岳~御西小屋間の清掃登山を実施した。
- 落石の危険性から徒歩、車両ともに閉鎖されている東赤谷林道が、平成21年7月1日より徒歩利用に限定して開放の予定、と新発田市担当者より聞いている。安全な通行に向けて、新発田市と協議したい。
【置賜森林管理署】
- 一般市民を対象とした森林ふれあい推進事業を石転び沢や温身平で実施した。
- グリーンサポートスタッフによる巡視やナラ枯れ対策、埋設ゴミ対策などの保全管理事業を実施した。
- 温身平の曲沢で、土砂流出を防ぐための流路工や谷止工などの治山事業を実施した。
【新潟県環境企画課】
- 門内岳の冬季出入口はしご付替えを9月に実施した。
【環境省東北地方環境事務所】
- 玄山道分岐の測量設計を実施した。設計の基本的な考え方や保全修復方方針、保全修復手法についての経過を報告した。
- H18~H19年度に実証試験を行った梶川峰上部、種蒔山分かれ、御西小屋付近、天狗ノ庭のモニタリングを実施した。発芽状況、侵食状況の推移について報告した。
- 5基の登山者カウンターを設置した。登山者の利用動向など分析結果を報告した。
その他、次年度のスケジュールとして、【NPO飯豊朝日を愛する会】からは来年度の活動日については、種子の結実状況や降雪を考慮すると9月12~13日が第1案であること、場所については天狗ノ庭や梶川峰上部を検討している、との説明がありました。
また、ナラ枯れによる登山道への落枝や倒木の危険性についても話題となり、事故が起きる前に関係者で情報交換し上手に事前調整を図ることが大事、と話し合われました。
《 第2回会合には、24団体63人の参加がありました。 》
来年度の飯豊連峰保全連絡会は平成21年6月中の開催を予定しております。
(会場については未定、日時は土曜、日曜での開催も検討中です。)
来シーズンも飯豊にかかわる方々と手を携えて保全活動を進めて行きたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。
【発行者】
- 飯豊連峰保全連絡会 事務局
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