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東北地方環境事務所TOPICS>2008年度

【開催報告】自然観察会『森吉山麓高原 紅葉のブナ林を散策』

2008.10.22 東北地方環境事務所

 この時期は一年の中で森吉山麓にもっとも多くの方々が訪れるベストシーズン!その中で出来るだけ静かに・ゆっくり・じっくり・のんびりと紅葉の森を楽しんでいただくため、標高863mのコース入口から654mの森吉山野生鳥獣センターまでゆるやかな登山道を下りながら“山燃ゆる”秋を満喫する自然観察会を実施しました。
 観察会のあとには秋田県との共催で森林再生にむけての取り組みを行っている森吉山麓高原内でブナの植樹も行いました。

実施日時:
2008年10月19日(日)
10:00〜14:30(観察会)
14:30〜16:00(植樹体験)
参加者:
33名
講師スタッフ:
観察会7名+植樹体験2名
主催:
森吉山野生鳥獣センター運営協議会・秋田県

 観察会の前には天気予報のチェックは欠かさないが、この時期はそれに加えて紅葉状況も気になるところ。数日前に下見をして「きっと観察会の日には最高の状態になる」と思って迎えた観察会当日、晴れ渡った青空に盛りとなった“紅葉”に“高揚”した気持ちで観察会を始めました。
 先ずはいつものように森吉山野生鳥獣センターで受付・開会式を行い、国民宿舎森吉山荘さんから提供していただいた送迎バスと事務所の車で観察会を行うコースの入口へ移動した。そこでストレッチをして身体をしっかりと解してから3班に分かれて観察会を実施しました。

森吉山野生鳥獣センターで開会式
<森吉山野生鳥獣センターで開会式>

バスに見送られながら班ごとに出発
<バスに見送られながら班ごとに出発>


 森吉山麓高原の紅葉は森の主役であるブナを中心に黄色が主体。その黄色もよく見るとコシアブラの淡〜い黄色から、クロモジの濃い黄色まで色彩は様々。講師の解説を受けながら色んな葉を観察しているうちにドンドン色彩に敏感になった皆さんからは『木漏れ日にまで色があるみたいだね?』なんて感想が聞かれるほど・・・。確かに歩いていくにつれ黄色の色調が何段階にも感じられ同じ木の中にあっても一つとして同じ“黄色”が無いことに気付くようになってきました。

観察の様子1

観察の様子2


観察の様子3
<観察の様子>

“山燃ゆる”中を歩いていく・・・
<“山燃ゆる”中を歩いていく・・・>


 秋の山には木の実など森の恵みがイッパイです。もちろんキノコも・・・今年はキノコが不作といいながらもあるところにはあるもので、観察会ではナメコ・ムキタケ・ブナハリタケ・ナラタケ・クリタケなど食用のキノコも見られました。しかし、地元の方の話では『暫く雨が降っていないからキノコも水気が無くてカラカラ』なのだそうです

ナメコ、やっぱり不作か?
<ナメコ、やっぱり不作か?>

“水不足は森のブナにも影響しているかな?
<水不足は森のブナにも影響しているかな?>


 昼食はかつてクマゲラが営巣していた場所でとりました。ここはクマゲラが好む環境が揃っている場所です。クマゲラの営巣木の周辺でいつも感じることなのですが、そのポイントだけ空気感が違う感じがします。上手く表現できませんが、広い広い森の中にあってクマゲラが営巣をするエリアは私たちが居てもとっても心が安まる環境のようです。その場所で頂くお弁当は格別だったのではないでしょうか?

食事風景1

食事風景2


<食事風景 お弁当だけでなく、そこの空気もご馳走でした!>

 観察会を無事に終えた後は、植樹体験を行いました。ここからは秋田県の水と緑推進課の職員に進行をお願いして進めました。用意したブナ4年生の苗木を各自2本ずつ選んで、予め耕された場所に、自分で植え穴を掘って、肥料を入れて、苗木を植えます。その後は蒸散防止の為にススキを根元に敷き詰めて、風で飛ばないように土をかぶせて植樹は終了です。そこに記念として植樹年月日と氏名とメッセージを添えた杭を打ち込んでおきました。
 「元気に育て」と気持ちを込めて植樹した苗木には厳しい自然環境に耐え、適応して大きく育って欲しいものです。

植樹の様子1

植樹の様子2


<植樹の様子>

愛情込めて植樹しました
<愛情込めて植樹しました>

大きく育ってくれることを願って
<大きく育ってくれることを願って>


文・写真:秋田自然保護官事務所