東北地方環境事務所

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東北地方環境事務所TOPICS>2006年度

【通知】ブラックバス駆除マニュアルの作成

2006.04.24 東北地方環境事務所

環境省では、オオクチバス等が全国的にまん延し、その捕食により在来魚の激減及び漁業被害など生態系に大きな影響が出ていることを踏まえ、外来生物法に則り、オオクチバス等の駆除事業を関係団体と協力して展開しています。今般、その一環として、オオクチバス等の駆除について先進的な取り組みを行っている財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の協力を得て「ブラックバス駆除マニュアル本及び映像用DVD」を作成したところです。

当所としては、同財団等の協力を得て、今般、このマニュアル本等の普及を通じ「伊豆沼方式」の駆除対策のノウハウを全国に広く発信し、オオクチバス等の効果的な駆除の推進を図って行くこととしています。

なお、このようなオオクチバス等駆除のための実践的対策を総合的に取りまとめたマニュアルは全国で初めてです。

1 駆除マニュアル作成の経緯について

通称ブラックバスと呼ばれるオオクチバス、コクチバスは全国の湖沼に広くまん延し、在来魚の捕食により、貴重な生物の激減や漁業被害など生態系等に大きな影響を及ぼしています。

このような地域においては、その地域の関係者や団体がそれぞれの駆除方法によってオオクチバス等の駆除を実施しているのが現状です。

環境省ではこのような実態に鑑み、人工産卵床の設置による卵の駆除や稚魚のすくい取り等による駆除など先進的な駆除方法「伊豆沼方式」を用いて効果を上げている、財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の防除手法をマニュアル化し全国に発信し効果的な駆除の推進を図ることとしました。

2 駆除マニュアル本及び映像用DVDの内容について

  1. 人工産卵床の制作と設置について
  2. 観察と駆除について
  3. 稚魚の駆除について
  4. 定置網による駆除について
  5. 池干しによる駆除について
  6. 他地域による取り組みについて

3 マニュアル等の活用について

現在、オオクチバス等の駆除に取組んでいる又は取組もうとしている団体に、希望があれば無償で配布を予定しています。

また、今後、オオクチバス等の駆除に携わっている方々を対象にマニュアルに基づいた駆除方法の研修会を伊豆沼・内沼において開催し、防除手法の知見、情報の周知を図ることとしています。

4 マニュアル等に関する問い合わせについて

東北地方環境事務所野生生物課(担当:田村・大沼)
TEL 022-722-2876 FAX 022-722-2872
財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
TEL 0228-33-2216 FAX 0228-33-2217

連絡先

環境省東北地方環境事務所
 所長:神田 修二
 野生生物課長:田村 龍太郎
 野生生物課課長補佐:大沼 次郎
 TEL 022-722-2876