報道発表資料

2018年01月23日

平成29年度白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数調査について(結果報告)

環境省では、平成16年度より白神山地世界遺産地域の環境保全対策の基礎データである入山者数を把握するため、白神山地世界遺産地域及び周辺地域の登山道入口等において赤外線式センサーによる自動計測を実施しています。 平成29年度分の調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。

1.全体の入山者数

計測を実施した13箇所(別添資料1の①~⑬)における平成29年度の入山者数の合計は33,011人で、前年より2,352人の減少となりました(図1、別添資料2、3)。これは、合計の大部分を占める⑬ブナ林散策道の入山者数の減少が主に影響していると考えられます。

図1 白神山地世界遺産地域及び周辺地域への入山者数の推移

(設置箇所の増減や変更があるので単純比較はできない)

【別添資料1】平成29年度 自動計測機器設置箇所

【別添資料2】平成29年度 白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数集計表

【別添資料3】白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数集計表(平成16年度~平成29年度)

2.計測箇所毎の詳細

(1)青森県側の入山者数

昨年度に利用形態が変更されて入山者数が大幅に減少した①暗門の滝はほぼ横ばいとなっており、現在の利用形態における基礎的な数字が得られているものと思われます。

②高倉森は道路閉鎖や欠測の影響で平成26~平成28年度の変動が大きく、近年の傾向は正しく掴めませんが、平成25年度以前の傾向に戻っているものと推測されます。

③津軽峠、④天狗峠、⑤一ツ森峠は減少しており(それぞれ-14.6%、-53.4%、-53.1%)、アクセス道路である県道28号(通称:白神ライン)が工事通行止めのため今年度に全線開通しなかった影響が考えられます。

⑥崩山は入山者数の合計が調査開始以降の最大となりました(前年度比+57.4%)。これは例年より早い時期(大型連休前)に調査機器を設置したこともありますが、各月の数字も増加しており、他の設置箇所と比較すると利用が集中している様子が伺えます。

⑦白神岳、⑧櫛石山はおおむね例年通りでしたが、⑫大川は減少傾向が続いています(-18.7%)。

⑬ブナ林散策道については2,883人の減少(-11.7%)となりました。暗門の滝の利用形態変更に伴う、周辺エリアの利用動向の変化が続いているものと推測されます。

(2)秋田県側の入山者数

⑨二ツ森と⑪岳岱は機器の不具合による欠測が生じたため、今年度の調査では正確な計測が出来ていません。

アクセス林道が通行できるようになったことから、平成25年度以来4年振りに⑩小岳へ調査機器を設置しました。過年度と比較すると入山者数は減少しています。

3.白神山地の観光入込数について(参考)

本調査は白神山地世界遺産地域の環境保全対策の基礎データ収集を目的に、世界遺産地域を中心としたエリアの入山者数を調査しているものであり、遺産地域周辺の観光施設等を含めた白神山地の観光入込数を示したものではありません。本調査結果については、白神山地世界遺産地域科学委員会に報告する等して、白神山地世界遺産地域の環境保全対策に活用いたします。

 なお、白神山地の観光入込数については、青森県及び秋田県がそれぞれ、青森県観光入込客統計及び秋田県観光統計として取りまとめていますので、そちらをご参照ください。

・青森県観光入込客統計(青森県HP内)

 http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/kanko/kankoutoukei.html

・秋田県観光統計(秋田県HP内)

 http://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/9790

■ 問い合わせ先
環境省 東北地方環境事務所
西目屋自然保護官事務所 担当:安生 浩太
TEL:0172-85-2622 FAX:0172-85-2635
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