報道発表資料

2017年01月25日

報道発表:平成28年度白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数調査について(結果報告)

 環境省では、平成16年度より白神山地世界遺産地域の環境保全対策の基礎データである入山者数を把握するため、白神山地世界遺産地域及び周辺地域の登山道入口等において赤外線式センサーによる自動計測を実施しています。
 今年度の調査では世界遺産地域への入山者数の過半数を占めていた暗門の滝において利用動態の大幅な変化が見込まれたため、計測箇所の変更を行いました。

1.全体の入山者数

 計測を実施した12箇所(別添資料1の①~⑬、ただし⑩を除く)における平成28年度の入山者数の合計は32,224人となりました(図1、別添資料2、3)。
※計測箇所を変更したため、平成27年度以前の結果との単純比較はできません。

白神山地世界遺産地域の入山者数の推移.jpg

図1 白神山地世界遺産地域の入山者数の推移(①~⑬)

2.各登山道の入山者数

(1)青森県側の入山者数

 ①暗門の滝は前年から約9割減少の1,193人となりました。今年度より暗門渓谷ルートが上級者向けのコースに転換されたことが主な要因と考えられます。なお、計測期間中にコース内における利用者の歩行経路が変わったため、正確な計測が出来なかった可能性があります。また、暗門の滝周辺のエリアにおける世界遺産地域への入山者数を把握するため、⑬ブナ林散策道での計測を今年度から新たに開始しています。
 ②高倉森、③津軽峠、④天狗峠、⑤一ツ森峠、⑧櫛石山については、アクセス道路である白神ラインの全線開通が10月下旬だった昨年度と比べると、おおむね例年通りの傾向に戻りました。減少している箇所もありますが、今年度の白神ラインの全線開通が7月25日と若干遅かったことが原因であると推測されます。
 ⑥崩山はほぼ横ばいですが、⑦白神岳は前年から約1割減少の2,465人となっています。

(2)秋田県側の入山者数

 ⑨二ツ森は前年から約1.5割の減少となり、平成26年度を境とした減少傾向が続いています。
 ⑪岳岱も前年から約3割減少しており、アクセス道路の橋梁工事のため8月中旬まで一般開放されなかった影響が考えられます。

3.白神山地の観光入込数について(参考)

本調査は白神山地世界遺産地域の環境保全対策の基礎データ収集を目的に、世界遺産地域を中心としたエリアの入山者数を調査しているものであり、遺産地域周辺の観光施設等を含めた白神山地の観光入込数を示したものではありません。本調査結果については、白神山地世界遺産地域科学委員会に報告する等して、白神山地世界遺産地域の環境保全対策に活用いたします。
 なお、白神山地の観光入込数については、青森県及び秋田県がそれぞれ、青森県観光入込客統計及び秋田県観光統計として取りまとめていますので、そちらをご参照ください。

・青森県観光入込客統計(青森県HP内)
http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/kanko/kankoutoukei.html

・秋田県観光統計(秋田県HP内)
http://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/9790

4.別添資料

別添資料1:平成28年度自動計測機器設置箇所.pdf
別添資料2:平成28年度白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数集計表.pdf
別添資料3:白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数集計表(平成16年度~平成28年度).pdf

■ 問い合わせ先
環境省 東北地方環境事務所
西目屋自然保護官事務所 担当:安生 浩太
TEL:0172-85-2622 FAX:0172-85-2635
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