報道発表資料
【お知らせ】平成21年度白神山地世界遺産地域及び周辺地域入山者数調査について
2010.02.22 東北地方環境事務所
環境省は、平成12年度より白神山地世界遺産地域の環境保全対策の基礎データである入山者数を把握するため、白神山地世界遺産地域周辺の登山道入口等において赤外線式センサーによる自動計測を実施しています。
平成21年5月から11月の間の結果が取りまとまりましたのでお知らせします。
なお、本調査は今後とも継続し、白神山地の入山者数の把握に努めていくことにしています。
1 自動計測機器設置箇所
白神山地世界遺産地域及び周辺地域の13箇所の登山道入口に自動計測機器(以下、機器)を設置しています。このうち、大川林道終点(大川[12])と真瀬岳登山道入り口(真瀬岳[13])の2箇所については、平成19年度に追加設置されたものです。(別添資料1参照)。機器の設置位置は保守管理の都合上、暗門[1]の機器を除いて世界遺産地域より手前の登山口付近に設置しています。
2 計測期間
計測期間は平成21年5月15日から11月17日です。ただし、アクセス道路・登山道の冬期通行止めの状況によって機器毎の計測期間は異なります(別添資料2参照)。
3 入山者数調査結果概要
(1)全体の入山者数
登山道入口13箇所に設置した機器による自動計測データを基に推定した平成21年度の白神山地世界遺産地域及び周辺地域への入山者数は、のべ約6万人となりました(別添資料2参照)。
全体の入山者数は昨年度の約5万3千人より増加しましたが、過去6年間のデータ(平成19年度に設置した大川[12]と真瀬岳[13]の機器の値を除いた11箇所)を比較すると、入山者数は減少傾向にあると考えられます(別添資料3-[1]参照)。
なお、全体の入山者傾向については、その約7割を占める暗門[1]の入山者数の増減が大きく影響しています。今年度は7月に雨の影響で暗門の滝歩道が長期間閉鎖しましたが、昨年度と比較して閉鎖期間が短かったことから、全体の7月の入山者数は例年より少ないものの、入山者総数は昨年度より増加しました。
(2)各登山道入口の状況
入山者数の上位は、暗門の滝(暗門[1])の約4万2千9百人(70.4%)、岳岱自然観察教育林(岳岱[11])の約5千1百人(8.4%)、白神岳(白神岳[7])の約4千2百人(7.0%)、二ツ森(二ツ森[9])の約2千7百人(4.4%)であり、この上位4箇所で、全体入山者数の約9割を占める結果となりました(別添資料2参照)。
暗門の滝への入山者数は昨年度より増加しましたが、今年度の暗門の滝歩道の閉鎖期間は33日間であり、昨年度の42.5日間より減少したことが増加の一因だと考えられます(別添資料2,3-[1]参照)。6年間の入山者数を比較すると緩やかな減少傾向がありますが、暗門の滝への入山者数についてはその年の歩道閉鎖期間が大きく影響していると考えられます。
県道28号岩崎西目屋弘前線(通称「白神ライン」)沿いから入山する高倉森 (高倉森[2]、津軽峠[3])、天狗岳 (天狗峠[4])、太夫峰・向白神岳 (一ツ森[5])の入山者数は6年間を比較するとほぼ横ばいで安定しています。
岳岱自然観察教育林(岳岱[11])の今年度の入山者数は、6年間で最も少なかったですが、6、7月にアクセス道路である県道西目屋二ツ井線が通行止めになった期間があること等が考えられます(別添資料2,3-[2]参照)。
添付資料
別添 [PDF 640KB]