十和田八幡平国立公園 盛岡
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2021年04月30日第五弾 網張ビジターセンターリニューアルのお知らせ
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
盛岡管理官事務所の工藤です。今年は桜があっという間に終わってしまいましたが、新緑が輝く季節となり、足取りも気持ちも軽やかです。
いい加減しつこいなと思いつつも網張ビジターセンターリニューアルの紹介も第五弾となりました。お付き合い下さい。
岩手山の7800分の1の模型です。実際よりは高さを強調しているそうですが、普段は見上げている山を模型では見下ろす格好になりますので、高さを強調した方が見た目の違和感が少ないそうです。目からウロコです。
地形だけではなく、登山道や周辺道路もわかるようになっています。
ご自身が登ったことのあるコースを目でたどるのも面白いですし、これから目指すコースの起伏を見て予習しておくのもオススメです。
また、模型周辺に設置してあるデジタルビューを使って、各登山道の見所や展望を確認することも可能です。子ども達にも大変人気のある展示です。
先日、年配の男性3名が長い時間模型の前で、キャッキャされていたのが印象に残りました。聞いてみると皆さん若い頃に岩手山に何度も登られたことがあるようで、思い出話に大輪の花が咲いていらっしゃいました。
網張ビジターセンターは大人も子どもも、山が好きな人もこれから好きになる人にも楽しんでいただける施設です。何度も足を運んでいただけたら嬉しいです。
網張ビジターセンターHPはコチラ
※網張ビジターセンターでは、新型コロナ感染症対策として館内数カ所に消毒液を設置していますのでご利用下さい。またマスクの着用もお願いいたします。
国立公園でお会いしましょう
2021年03月30日第四弾 網張ビジターセンターリニューアルのお知らせ
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
盛岡管理官事務所の工藤です。ようやく盛岡でも最高気温が15度を超える日が増えて、
春が大股で近づいてきました。
網張ビジターセンターリニューアルの紹介も第四弾となりました。
今回は展示の紹介ではなくイベントの報告です。
先日、網張ビジターセンターリニューアル記念イベントとして
「十和田八幡平国立公園網張ビジターセンターに自分の作品を飾ろう!」を行いました。
以前AR日記でご紹介した館内のイラストを手掛けて下さったイラストレーターのさいとうゆきこ先生を
講師にお招きし、子ども達とその家族と一緒にポストカードフレームにお絵かきをして、完成した作品は
網張ビジターセンターの展示品としてしばらくの間飾らせていただくというイベントです。
イベント前半では岩手県立図書館の司書2名にもお越しいただき、自然に関する絵本、岩手山に関する絵本
を読んでいただき、参加者の皆さんには身近な自然について学んでいただくことが出来ました。
イベント後半ではポストカードフレームに動物たちの「おうち」をイメージしてお絵かきをしました。
それぞれ独創的な作品に仕上がっていて、子ども達の発想に感心させられました。
これらの作品は夏休みまで館内に展示しておりますので、皆様もぜひ子ども達の豊かな発想で描かれた作品を
鑑賞してください。
網張ビジターセンターHPはコチラ
※網張ビジターセンターでは、新型コロナ感染症対策として館内数カ所に消毒液を設置していますのでご利用下さい。またマスクの着用もお願いいたします。
国立公園でお会いしましょう
2021年02月24日第三弾 網張ビジターセンターリニューアルのお知らせ
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
盛岡管理官事務所の工藤です。
徐々に陽が長くなってきましたね。まだまだ朝晩は冷え込みが厳しい盛岡ですが、春への期待が高まります。
本日も網張ビジターセンターリニューアルの紹介をさせていただきます。第三弾です。
「ナレッジワゴン」と呼ばれるこのテーブルのような展示物では、火山としての岩手山が私たちに何をもたらしたのかを、
・畏怖からうまれたもの
・恵みを使う
・大地の利用
の3つの視点から学ぶことができます。
人間が岩手山の麓でどのような暮らしをしてきたのか、古い資料や現在の産業から読み解くことが出来ます。
※ナレッジとは英語で「知識」という意味だそうです。
網張ビジターセンターは、県外から登山のために訪れる方も多くいらっしゃいますが、地元の子供達にも是非見てもらいたい展示の一つです。
網張ビジターセンターHPはコチラ
※網張ビジターセンターでは、新型コロナ感染症対策として館内数カ所に消毒液を設置していますのでご利用下さい。またマスクの着用もお願いいたします。
今後も網張ビジターセンター展示リニューアルについて、この日記上でお伝えできたらと思います。
国立公園でお会いしましょう
2021年01月05日第二弾 網張ビジターセンターリニューアルのお知らせ
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
盛岡管理官事務所の工藤です。寒い日が続きますね。岩手県は本州で最も年平均気温が低い県です。年末年始は強い冬型の気圧配置の影響で我が家のサッシも凍り付き、窓が開かないため換気が難しい日もあったほどです。
さて、先日網張ビジターセンターのリニューアルについてお知らせいたしましたが、本日の第二弾では館内のいたるところに使用されているイラストデザインについて紹介します。
地元のイラストレーターの方のデザインで、網張ビジターセンターが明るく軽やかな雰囲気となりました。
お越しいただいた皆さんに「ここはどんなところ(施設)なんだろう?」とワクワクしてもらえるのを想像してワクワクしています。
よく見ると岩手山のイラストの麓にはきのこや動物が描かれています。
本日紹介していない箇所にもイラストが沢山ありますので、どこにイラストが描かれているかを是非ご来館の上、探してみてください。
網張ビジターセンターHPはコチラ
※網張ビジターセンターでは、新型コロナ感染症対策として館内数カ所に消毒液を設置していますのでご利用下さい。またマスクの着用もお願いいたします。
国立公園でお会いしましょう
2020年12月17日網張ビジターセンターリニューアルのお知らせ
十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵
盛岡管理官事務所の工藤です。寒い日が続きますね。冬用のブーツを履き始めました。
この度、「国立公園満喫プロジェクト」の一環として、十和田八幡平国立公園網張ビジターセンターを
リニューアルしました!
火山としての岩手山の「恵み」「利用」そして「畏怖」をキーワードにして既存展示の再構成を行い、
岩手山の見所や成り立ちを紹介しています。
リニューアル後の館内の様子については今後数回に分けてこの日記で皆様にお伝えできればと考えています。
館内はくつろぎのスペースが以前より増えました。網張ビジターセンターの新しい姿を是非ご覧下さい。
※網張ビジターセンターでは、新型コロナ感染症対策として館内数カ所に消毒液を設置していますのでご利用下さい。またマスクの着用もお願いいたします。
国立公園でお会いしましょう
2020年11月11日網張の森の冬支度
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
皆様こんにちは。盛岡管理官事務所の工藤です。
11月に入り益々朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
11月7日、網張ビジターセンターの前に広がる散策路「網張の森」で、樹名板取り外し作業を行いました。
5月に取り付けて以来、散策をされる皆さんの視線を集めてきた樹名板ですが、今期のお役目を無事に
終えました。
ビジターセンター職員、国立公園内で活動を行うパークボランティアの方々と共に作業を実施
樹名板を外した後は土や、蜘蛛の巣などを洗い流し干します。
この日はとても水が冷たかったです。
尚、樹名板は取り外しましたが、散策は可能です。落葉してこざっぱりした園路を散策するのが私は大好きです。落ち葉をガサガサかきわけて歩くのも童心に返ることができる素敵な時間です。
網張の森は通年楽しめる散策路です。散策の前後にはビジターセンターに立ち寄って是非スタッフとのおしゃべりも楽しんで下さい。
※網張ビジターセンターでは、新型コロナ感染症対策として館内数カ所に消毒液を設置していますのでご利用下さい。またマスクの着用もお願いいたします。
国立公園でお会いしましょう
2019年06月20日高山植物盗採防止パトロールを実施しました
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
こんにちは。盛岡管理官事務所の工藤です。
昨日「令和元年度 十和田八幡平国立公園 八幡平地区 高山植物盗採防止合同パトロール」を実施しましたのでご報告いたします。
本パトロールは秋田県と岩手県にまたがる八幡平周辺を各関係機関の協力を得て鹿角管理官事務所と合同で行っています。
秋田県班の参加者は、県境の駐車場を出発、岩手県班の参加者は黒谷地湿原付近から出発し、盗採の有無等を確認いたしました。
出発から2時間後、秋田県班及び岩手県班が合流し、それぞれのルートの状況を発表しました。
残念ながらキヌガサソウの摘み取りなど一部の植物が採られた後が見つかりましたが、盗採発見時の対応などを関係者で確認いたしました。
八幡平の散策路は高山植物の宝庫で、昨日もシラネアオイ、ショウジョウバカマ、ミズバショウ、ヒナザクラ、ベニバナイチゴ、チングルマなどが湿原を彩っていました。これからも次々に高山植物が咲き出しますので、県内外からおみえになる登山客の方々が、素晴らしい自然に出会えるよう、関係者一同盗採についてしっかりと監視して参りたいと思います。
また、21日は秋田駒ヶ岳、25日には三ツ石山においてもパトロールを実施する予定です。
この2座においてもしっかりとパトロールをしてまいります。
国立公園でお会いしましょう。
2019年02月14日スノーシューで遊びませんか?
十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵
こんにちは。盛岡管理官事務所の工藤です。
寒い日が続きますね。今朝の盛岡の最低気温はマイナス8度だったようです。
雪が降ると、スノーシューの楽しさをこのAR日記でお伝えしていますが、今年もやっぱり
スノーシューが楽しいです!!
鹿角事務所のアクティブレンジャーからもスノーシューイベントの報告がありましたね。
スノーシューの魅力は何と言っても手軽さです。練習なんていりません。ただ楽しく森の中を歩くだけです。
※スノーシューとは、雪の上を歩く道具で、「西洋かんじき」とも言われています。
【スノーシュー】
網張ビジターセンターでは3月31日までの毎週金曜日、土曜日、日曜日(除外日2/23 3/2 3/9)、午前10:00から1時間程度、「網張の森雪上ハイキング」としてスノーシューや輪かんじきをはいて、ビジターセンターのスタッフと一緒に冬の網張の森を体験できるミニ企画を用意しています。
参加料は300円。スノーシュー(輪かんじき)やストックは無料で貸し出しています。
まだ誰も歩いていない雪の上を歩いたり、動物の足跡探しやバードウォッチング、植物の冬芽の観察と、
1時間のミニ企画とは思えないほど充実した時間を過ごすことができますよ。
初めての方や、お子様連れの参加ももちろん大歓迎です。子供用スノーシューもご用意しています。
【ぺっこばり(少しだけ)ストレッチして出発です】
【おどな(大人)も負けずに遊びます】
自分たちで歩いてみたいという方には、スノーシューのレンタルも行っていますので、ご利用の際は
ビジターセンタースタッフまでお声がけ下さい。料金は半日500円、1日1,000円です。
-お問い合わせ先-
■網張ビジターセンター■
〒020-0585
岩手県岩手郡雫石町長山小松倉1-2
電話:019-693-3777
FAX:019-693-3778
E-mail:amihari@vanilla.ocn.ne.jp
HPはコチラ
「こたつ」+「みかん」+「テレビ」も冬の楽しみの一つですが、「スノーシュー」+「森」=最高!!
国立公園でお会いしましょう。
2018年11月08日冬到来 八幡平
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵
こんにちは。盛岡管理官事務所の工藤です。
11月5日に八幡平アスピーテライン・樹海ラインが冬期通行止めに入りました。
アスピーテラインは秋田県と岩手県にまたがる八幡平を横断する山岳道路で、ダイナミックな景観を楽しめることで知られていますが、毎年降雪のため冬期通行止めとなっています。来年の春まではアスピーテラインを通って秋田県へ通り抜けは出来ませんのでご注意ください。
アスピーテラインは来年4月15日10:00、樹海ラインは来年4月26日10:00開通となります。
11月2日に八幡平山頂周辺の巡視を行いましたが、想像以上に積雪があり、事務所のある盛岡市内とは全く別世界、白銀の世界が広がっていました。
積雪にも関わらず、散策をされる方8組ほどとすれ違いました。
皆さん今シーズン初の雪に、ちょっぴり興奮されている様子がうかがえました。
ついに冬がやってきたなと、身が引き締まります。
岩手の冬は大変厳しいですが、ウィンターアクティビティを楽しみに寒さを乗り越えたいと思います。
国立公園でお会いしましょう。
皆さん、こんにちは。
関東などでは夏日を記録するなど、気温が高い日が続いているようですが、盛岡市でも本日の予想最高気温が25度と体を動かしていると汗が流れてきます。
さて、6月1日、秋田駒ヶ岳の山開きの安全祈願祭神事が執り行われました。
この山の名称には駒ヶ岳の前に「秋田」とついていますが、岩手県側にも登山口があり、登山口の温泉宿と共に多くの利用者があります。
例年ですと、登山口での神事のあと、秋田・岩手両県の山岳関係者が記念登山を行い山頂で合流、ピッケル交換を行って一年の安全を祈念するのですが、昨年度、今年度は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から神事のみの開催となりました。
この山は6月中旬以降、沢山の高山植物で彩られます。今年も多くの方に花の山秋田駒ヶ岳の高山植物を楽しんでいただきたいです。
国立公園でお会いしましょう。