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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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三陸復興国立公園

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2016年06月06日みちのく潮風トレイル先進地視察同行

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

みちのく潮風トレイル八戸区間に、

先日、八戸区間と同じヘッド&ポイントがある相馬区間の地元の方達が、

八戸区間のおもてなしなどの取り組みやルートを勉強する目的で来られました。

八戸区間の地元のガイドさんと実際にトレイルコースを歩き、

おもてなし方法やガイド方法を学びました。

今回のみちのく潮風トレイルの八戸区間視察で、

トレイルを利用する方の増加に繋がる取り組みが出来ていければと思います。

↓↓☆みちのく潮風トレイルのFBはこちら☆↓↓

https://ja-jp.facebook.com/michinoku.trail

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2016年02月26日自然体験リーダー養成講座 その③

三陸復興国立公園 石巻 黒田和真

みなさん、こんにちは。

今回も自然体験リーダー養成講座についてご紹介します。

 

1月に海藻おしば講座を行いました。

海藻おしばとは、海藻を素材とした押し葉作りのことです。

あまり認識されていませんが、東北の海は多くの海藻が生息しています。

つまり素材が多く手に入るので、海藻おしばを楽しむには、うってつけの環境なのです。

 

 

写真中にある緑色の海藻は、食用にされているアオサという海藻です。

このアオサは幅広な形をしているので、例えば生き物の体や髪の毛のように見立てたりして、

海藻おしばを作る事が出来ます。

このように海藻は種類によって色彩が異なり形も様々なので、

アイディア次第でオリジナリティー溢れる作品を作る事が出来ます。

 

 

また海藻は植物なので光合成のために、太陽光を必要とします。

カラフルな海藻が存在しているのは、実は光合成が関係しています...

その理由が気になる方は、ぜひ海藻おしばを体験しに来て下さい。

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2016年01月15日「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」に密着!~後編~

三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子

みなさん、こんにちは。

前回の「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」に密着!~前編~に続き、後編をお届けします。

◆前編はこちら↓

http://tohoku.env.go.jp/blog/2016/01/post_94.html

 

昼食に山田町のカキを食べてパワーをつけたなすびさんと一緒に小谷鳥地区に戻り、午後の部スタートです。

小谷鳥地区から牛転(うしころばし)峠までは砂利道が約1時間弱続きます。

 

なすびさんの歩くスピードは砂利の坂道でも衰えることなく、カキパワー健在のまま牛転峠に到着しました!

 

【牛転峠に到着したなすびさん】

 

ここから先は、ヤブをかき分けながら十数メートル登り、尾根沿いの踏み跡をたどって陸中海岸自然歩道に合流します。

 

 

【歩いてきた小谷鳥地区を眺めるなすびさん】

 

【これから目指す釜石・箱崎半島方面を眺めるなすびさん】

 

ここは東日本大震災で発生したふもとの火災が燃え移り木々が焼失した場所。

なすびさんは、ところどころ黒焦げになった木を目にするたびに震災の爪痕を感じながら歩いていました。

 

夕日が遠くの山に隠れ、薄暗くなった道を歩くこと約50分。無事にゴール地点の旧タブの木荘(船越園地)に到着しました。

 

 

薄暗くなってしまい、写真を撮れなかった海岸線と黒島(通称:ライオン島)の様子を別の日に撮影した写真でお届けします。

 

【海岸線トレイルコース】

タブの木自生北限地とされている「タブの大島」が望めます。

 

【黒島(通称:ライオン島】

みなさんは、ライオンに見えますか?それとも...?

想像を膨らませて考えてみると楽しいですね。

 

最後になりますが、今回ガイドに送迎にと大変お世話になりました山田町観光協会のみなさまに感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

 

【今回歩いた場所の地図】

 

 

1日なすびさんに同行させていただきましたが、ガイドの方から被災状況を伺い、その地域のことを知ろうとする真剣なまなざしに、終始被災地への熱い想いが伝わってきました。

また、行く先々で出会った方々と交流を楽しんだり、写真撮影に応じたりする姿が印象的で、なすびさんの温かみのある人柄が溢れ出ていました。

なすびさんが、みちのく潮風トレイルを南下し続ける様子は下記Facebookで見られます。

◆更新中!「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」はこちら↓

引き続き応援よろしくお願いいたします。

http://www.facebook.com/nasubi.michinoku.trail/

 

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2016年01月12日「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」に密着!~前編~

三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子

みなさま、明けましておめでとうございます。

お正月にお餅を食べ過ぎて体重が増加した古館です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

私からお知らせする新年最初の話題は、ただいまみちのく潮風トレイル全線踏破にチャレンジしているなすびさん!

1126日に青森県八戸市を出発。お仕事の合間を縫ってトレイルを歩き、現在は岩手県釜石市まで南下しています。

◆更新中!「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」はこちら↓

https://www.facebook.com/nasubi.michinoku.trail/

 

そのうちの1日、なすびさんに同行させていただく機会がありましたので、写真とともになすびさんが歩くトレイルの様子をお届けいたします。

 

18日(金)快晴 山田町トレイルコース

 

【出発時に漉磯海岸を眺めるなすびさん】

 

船越半島・漉磯(すくいそ)海岸からのスタート。この日は、前日からなすびさんのガイドとして同行している山田町観光協会の方と3人で歩きました。

車道を進むこと1時間弱、地元の釣り人2名と遭遇。

 

 

なすびさんがみちのく潮風トレイルを歩いていることは知っていたが、まさか会えるとは...!と思っていたそうで、びっくりされていました。

しばし釣り人との会話を楽しんで、別れを惜しみつつ再スタート。ここからは、豊かな森の中を抜ける道を歩きます。

 

 

途中、なすびさんがポーズを決めてくださいました。

 

この道は、陸中海岸自然遊歩道の「船越半島を訪ねるみち」として設定されており、人の手が入っていないありのままの自然を堪能できます。

落ち葉をワッサワッサと踏みならしながら歩きましたが、ガイドさんは「秋の燃えるような紅葉に囲まれて歩くのは最高だよー!」とおっしゃっていました。広葉樹が多く自生しているので、新緑の季節もまた爽やかで違った雰囲気が楽しめ、1年通して大自然を感じられます。

 

自然遊歩道を歩き切り、車道を1時間弱進むと、ガイドの方が立ち止まって「山田町の杉は優等生なんだよー!」と。というのも船越半島の杉は、太く、高くまっすぐ育ち、病虫害にかかっていない木として昭和31年「精英樹(せいえいじゅ)」に指定されたそうです。見上げるとまさにその通り、太く立派な杉の木が育っていました。

 


 

精英樹林の中を進み小谷鳥(こやどり)海岸に到着。小谷鳥地区では震災復興の工事を行っていました。

震災前、震災時の様子などをガイドの方から伺い、復興に向けて思いを馳せていました。

 

 

ちょうどお腹が空いてきたところで、お昼休憩...と思ったら、山田町観光協会さんのご厚意でカキ小屋に連れて行っていただけることになりました。

年末から元旦にかけて宮古市~山田町市街地を歩いた際は、年末年始の漁師さんの休みとかぶり「カキ小屋」に行きたい!との願いが叶わず...。

その願いがこの日、実現しました。

 

【カキ小屋スタッフがスコップで豪快にカキを鉄板にのせて蒸しガキに】

 

【たくさんのカキを前にして満面の笑みのなすびさん】

 

スコップ2杯分のカキを平らげ、午後のトレイルウォークへと活力をつけました。

カキを食べてますます元気になったなすびさんの午後の様子は次回お届けいたします。

 

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2016年01月05日~三陸復興国立公園~八戸・階上の新年

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

あけましておめでとうございます。

八戸自然保護官事務所の大友です。

本年もどうぞよろしくお願い致します!

2015年12月31日に蕪島ではカウントダウンのイベントが開かれ、

日付が変わる瞬間から約100発の花火が蕪島上空に上がりました。

11月に蕪嶋神社が焼失してしまったことを受けてか、

初詣では多くの方々が蕪嶋神社の再建を願って、手を合わせていました。

その後は初日の出を見に、階上岳へ行きました。

朝4時半に鳥屋部登山口から登り始め、

約2時間かかりましたが、頂上へ着く頃には少し明るくなってきていました。

日の出まで寒い中、約30分待ち、

待ちに待った御来光が顔を出してくれました!

当日は50人ほどの方々が訪れており、

初日の出を前に万歳三唱をして今年の健勝と多幸を祈念しました。

1月2日、3日には、種差海岸インフォメーションセンターで、

お正月特別企画の体験プログラムがあり館内に隠されている11匹のおサルさんのうち、

5匹見つけると素敵な景品がもらえる「おサルさんを探せ」と、

手作りのジャンボかるたを巡って種差の芝生地を走り回る「新春!ジャンボかるた大会」が行われました。

ちなみに私はおサルさんを1匹も見つけられませんでした・・・。

ジャンボかるたは種差海岸インフォメーションセンターで12月に行われた、

ぷらっとブログラム「ジャンボかるたを作ろう」に参加した方たちが作った、

この世に1つしかない、かるたなんです。

ジャンボかるたを芝生地に広げ、いざスタートです。

子供から大人まで大はしゃぎで楽しめました。

そしてやはり私はかるたを1枚も取ることが出来ませんでした・・・。

ジャンボかるた大会は

1月16日(土)・1月30日(土)にも行われるので、

かるたと一緒に2016年の福を掴んでみてはいかがでしょうか。

http://tanesashi.info/

↑詳しくはHPで。

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2015年09月09日三陸復興国立公園 階上岳大開平休憩所オープン!!

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

9月5日に階上岳の8合目、大開平に休憩所がオープンしました!

この日は大開平で開所式が行われ、

普段お世話になっている方々、登山中の方々に、

ご披露させていただきました。

開所式後は、そばジェラートの振る舞いも行われました!

スギを中心に青森県産の木材をふんだんに使った施設内は、

木の香りがして、とても心地よいです。

トイレはバイオ分解式で、水を使わないので、

冬期でも使用する事が出来ます。

水と二酸化炭素に分解するので、ニオイもほとんどしません!

内装もキレイなトイレなので、利用者のみなさんに喜んでもらえたら嬉しいです!!

通年24時間開いているので、トレイルを歩く際、

階上岳登山をする際には是非、

階上岳大開平休憩所を利用してみてください!!

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2015年08月19日みちのく潮風トレイル(階上区間)現地調査!

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

前回の、みちのく潮風トレイル八戸区間に続き、

階上区間を標識等の現地調査を兼ねて歩いて来ました。

大蛇スタート。

「世界に一つぼくらの壁画」があり、

かっこいい・・・と、とても目を引きました。

大蛇から階上岳鳥谷部登山口を目指します。

階上駅には少し気になる、顔パネルがありました。

ここから海沿いから内陸へ向かい、階上岳へ向かいます。

舘神社です。

セミの鳴き声を聞きながらゆっくり日陰で休みました。

大蛇から約3時間で階上岳鳥谷部登山口近くの、

フォレストピアさんへ到着しました。

こちらでは食事や休憩ができ、

トレイルのスタンプもあるので、

「チェックポイント到着~!」と一休みできます。

一休みしたら、いざ階上岳頂上を目指します。

大蛇から頂上まで約5時間・・・

なかなかの疲労感で1日目のトレイルは終了しました。

2日目は頂上から牧場を通り、寺下方面へ下山します。

途中、なんとカモシカに出会いました!

暑いからか、日陰でのんびりしていました・・・。

寺下観音の中を通り、水の流れる音がとても涼しげでした。

ここから内陸から海沿いへ向かい、ゴールの小舟渡を目指します。

約1時間で小舟渡に到着しました!

ハイカーの目線で歩いてみて、

階上区間は標識の数がまだまだ少ないため、

わかりやすい目印を置くなど、改善を図っていきます。

「ココを改善した方が良い!」という場所がありましたら、

事務所まで情報をお寄せいただければ幸いです。

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2015年08月11日自然体験リーダー養成講座

三陸復興国立公園 石巻 黒田和真

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

石巻自然保護官事務所の黒田です。

7/18から7/20の3日間、自然体験リーダー養成基礎講座を開催しました!

宮城県石巻市・登米市・南三陸町にまたがる翁倉山を中心としたエリアで、

森・里・川・海の繋がりを感じられるエコツーリズムや環境教育を推進するために、

自然体験リーダーを養成する取り組みを行っています。

今回の講座は新たに自然体験リーダーを目指す方々を対象に行いました。

三日間の講座で、座学で自然体験活動を行う意義や野外活動時の安全確認についてや、

実習ではカヤックを題材に、安全にプログラムを運営する方法や、参加者への技術指導法について学びました。

台風が接近していたため開催が危ぶまれましたが、

日頃の行いが素晴らしい参加者のみなさんのおかげで(?)

当日は晴天に恵まれました!

万一の時に備え、カヤックから転覆した時の復帰方法や、

応急手当などのレスキュー法もしっかり学びました!


参加者のみなさんは普段から自然に親しんでいる方々ですが、

今回の講座で自然の中で活動すると楽しいだけではなく、冒険心が身についたり

体や心の調子を整える力があるなど、あらためて自然体験活動の重要性に気づかされた、と感想があがっていました。

今年度は、この基礎講座を皮切りに、カヤックや野外調理などの実習やリスク管理講座などを開催する予定です。

参加者は今年しっかり学んでリーダーとなり、来年度からこの地域でプログラムを提供していただくことになります。

ちゃっかり養成講座に参加しているアクティブレンジャーの私も、

この地域を盛り上げていけるようにリーダー共々頑張っていきたいと思います!

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2015年07月24日アクティブレンジャー写真展『種差海岸インフォメーションセンター』で開催中!!

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

7月12日で種差海岸インフォメーションセンターは、

オープンから1周年を迎えました!

1周年ですでに24万人もの方々が来館され、

種差はますます盛り上がっております。

八戸市の人口も24万人です。

八戸市民全員が訪れたというイメージですね!

そして、ただいま種差海岸インフォメーションセンターでは、

7月31日(金)まで、

アクティブレンジャー写真展を開催しております。

「東北の自然~四季~」をテーマに、

東北各地のアクティブレンジャーが、

日頃の業務を通して撮影した季節の写真を展示しています。

種差海岸インフォメーションセンターにお越しの際は、

是非、AR写真展もご覧になっていただけたらと思います。

さて、次回の種差海岸インフォメーションセンターのイベントは、

8月29日(土)に、

『階上海岸を遊びつくせ!大蛇~廿一平トレッキング』です。

大蛇海岸で磯遊び~地元商店でアツアツの魚介料理を食べ・・・

ゴールの小舟渡海岸天然芝生地でヨガしてクールダウン。

まさに遊びつくせ!です!!

http://tanesashi.info/

↑詳しくはHPで。

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2015年07月21日アクティブ・レンジャー写真展in宮古

三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子

 みなさん、こんにちは!宮古の古館です。宮古でもアクティブ・レンジャー写真展を開催中です!

 

 写真展テーマ「四季」の中から、東北地区11人のアクティブ・レンジャーが撮影した「春」「夏」の写真と、各アクティブ・レンジャーのお仕事紹介や東北地区の国立公園、世界遺産、鳥獣保護区などの紹介も行っています。

 


 

 さらに!今回は浄土ヶ浜ビジターセンターのスタッフさんとのクイズ企画「アクティブ・レンジャー探偵団」も実施中!クイズに答えて、問題用紙を浄土ヶ浜ビジターセンタースタッフに渡すと記念のカードがもらえます!

  


 

 スタッフのひとり、前田さんが手にしているものを拡大すると...!

   

 

 表は認定証、裏はアクティブ・レンジャー日記のQRコードや今後の宮古でのアクティブ・レンジャー写真展スケジュールなどが載っています。

 「アクティブ・レンジャー写真展」というと、つい写真にばかり目がいってしまいますが、このクイズを通してアクティブ・レンジャーのことをより知っていただく機会になれば嬉しいです。カードには東北地区のアクティブ・レンジャーが撮影したステキな夏の写真も入っていますので、ぜひアクティブ・レンジャー探偵団に挑戦してみてください!!

  


  

 さて、気になる今月の会場は...

  

 

 浄土ヶ浜ビジターセンターです!ちなみに、今後宮古で行うアクティブ・レンジャー写真展スケジュールは下記のとおりです。(各1ヶ月間)

 7月 浄土ヶ浜ビジターセンター

 8月 休暇村陸中宮古

10月 浄土ヶ浜パークホテル

11月 浄土ヶ浜ビジターセンター

12月 休暇村陸中宮古

  

 浄土ヶ浜ビジターセンターでは、夏休み期間中もクラフト体験やイベントが目白押しです!写真展とあわせて、ぜひ夏の思い出は浄土ヶ浜ビジターセンターで作ってみてはいかがでしょうか?スタッフ一同お待ちしております♪♪

  

◆浄土ヶ浜ビジターセンター

岩手県宮古市日立浜町42-69

TEL  0193-65-1690  

浄土ヶ浜ビジターセンターホームページ

http://jodogahama-vc.jp

 

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