磐梯朝日国立公園
120件の記事があります。
2021年11月22日月山ビジターセンターについて
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
月山の麓に、環境省直轄施設である「月山ビジターセンター」があります。
今まであまり紹介してきませんでしたので施設のご案内をしますね。
まずは基本情報から。
開館時間:8:30~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日が休館)
12月29日~1月3日
7,8月は休館日無し
入館料:無料
駐車場:あり
鶴岡市の市街地から47号線をずっと東に行くと、建物が右に出てきます。羽黒山有料道路から道路を挟んだ反対側であり、月山8合目まで伸びる道路の麓に位置しています。
駐車場にはお手洗いもあります。
入り口にはスロープもありますのでどなたでも。
中に入ると木のぬくもりを感じられる素敵な空間が広がっています!
ゆっくりできるテーブルスペース。ペレットストーブのぬくもりを感じながら談話でもどうでしょう。
本、雑誌、周辺施設・観光パンフレットなどが沢山置いてあります。
総合案内所では、職員の方が親切に教えてくださいます。周辺のこと、出羽三山のこと、なんでもどうぞ!
ここでは、映像ルームで出羽三山についての映像を見ることができます。
奥には広い展示室が!仕掛けが沢山ついている立体マップがあり、出羽三山の歴史、動植物、文化、地質などが紹介されています。
白鳥の重さ、知っていますか?思っているよりも重いんです。そんなことを体験できるコーナーもあります。
月山8合目まで伸びる道路は、今年は冬に向けて通行止めになってしまいましたが、来月から羽黒スキー場がオープンします。車で1分程度の距離ですので、その際にふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
月山ビジターセンターのホームページはこちらから→URL:https://gassan.jp
先日、月山ビジターセンターのホームページに、外国の方向けの英語の紹介文が載りました!トップページの左側にあります「Dewa Sanzan」のバナーです。こちらのバナーの写真は羽黒自然保護官事務所の澤野保護官が撮った写真になります。是非是非ご覧ください。
最後に・・・
2021年11月16日一人写真展「日々のすきま」
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
磐梯朝日国立公園のアクティブ・レンジャーとして日々の業務で撮りためてきた写真をご紹介する、一人写真展「日々のすきま」へ、ようこそ。前回の開催に引き続き、二回目の開催です。
紅葉の幼樹 @朝日連峰・古寺鉱泉
沢のほとりの小さなケルン @朝日連峰・古寺鉱泉
紅葉の絨毯 @朝日連峰・泡滝口
濡れ葉 @朝日連峰・泡滝口
澤野保護官と登山者カウンター @飯豊連峰・奥胎内口
澤野保護官と大鳥池 @朝日連峰・大鳥池
初雪の業務 @朝日連峰・以東岳
雪とガスの中の以東岳 @朝日連峰・大鳥小屋(うっすらと以東岳避難小屋が見えます)
カメムシのおしり @月山ビジターセンター
「カメムシが多いから今年は雪が多いかもよ~」と澤野保護官が言っています。今年はどんな冬になるのでしょうか・・・。
2021年11月11日大鳥上池下池の巡視
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
先日大山上池下池の巡視に行きました。
大山上池下池は、400年近い歴史を持つとされている淡水のため池です。現在も農業用水として使われており、ガンカモ類をはじめ、多くの渡り鳥の重要な越冬・中継地となっています。
また、大山上池下池はラムサール条約登録湿地です。ラムサール条約は、湿地の保全と賢明な利用を目的とした国際条約です。正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、1971年にイランのラムサールで条約が締結されたことからこの名前で呼ばれています。
「定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」という国際的選定基準を満たし、2008年に山形県唯一の条約湿地に登録されました。
また、国指定鳥獣保護区となっています。
到着したのは昼頃。この時間帯の上池は、鳥がぽつぽつといる程度でした。早朝や夕暮れに訪れると、渡り鳥たちが羽を休めているのを観察することができます。上池は、蓮が多いことでも有名です。
下池の周りには森の中の周回コースが伸びています。紅葉真っ盛りです。
下池のほとりです。所々で多くの鳥の鳴き声が聞こえ、鳥好きにとっては
最高な観察スポットになっています。
渡り鳥がどんどん増えてくる今日この頃。望遠鏡片手に訪れてみてはどうでしょう。
2021年11月05日紅葉の朝日連峰・泡滝口
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
先日、最後の朝日連峰の登山者カウンターの回収に、泡滝口に行ってきました。
素晴らしい紅葉の写真をお届けします。
登山口までの林道から早速紅葉を眺めることができました。
山深い朝日連峰だからこそ見ることができる、紅葉の絨毯です。
今年度もお疲れ様でした。無事にデータを回収することができました。これにて朝日連峰の登山者カウンターは全て回収完了。事務所に戻ってメンテナンスをし、データの処理に入ります。
もうしばらくの紅葉シーズンを是非朝日連峰で楽しんでみてくださいね。
※泡滝口から大鳥小屋までの吊り橋の踏み板は回収されていますので、ご注意ください。
各登山道情報を事前に確認の上、登山するようにしてください。
2021年11月04日「秋の終わりに」
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行
「 秋の終わりに 」
こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。
10月に入ってから裏磐梯はすっかり秋が深まり、絶好の行楽シーズンを迎えていました。
今回のAR日記は、10月の終わり28日にパークポランティア活動の一環で「秋元・中津川渓谷探勝路」
巡視での写真報告になります。
探勝路を歩いていると吹き抜ける風と共に紅色や黄色の落ち葉がちらちらと落ちて来て「秋の終わり」を
感じさせます。落ち葉で探勝路はふかふかです。
現在、通行止め区間の落石等の現状把握のため探勝路の往復巡視を行いました。
落石及び倒木箇所を数か所確認。
秋元湖ではあいにく小雨模様となりました。 クマの足跡を確認。
景観はもちろんですが、裏磐梯晩秋の「秋風」「ふかふかな探勝路」を満喫しに来てくらんしょ。
このところ、霜晴れの朝や凍るような星影を迎える日が多くなりました。また、白鳥のV字編隊飛行も観かけるようになりました。次回のAR日記では「冬の訪れ」を報告したいと思います。
今回はこれで、おしまい。
2021年10月28日登山者カウンター回収
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
先日朝日連峰に設置している、登山者カウンターの回収に行ってきました。
●朝日鉱泉
とても肌寒い朝です。気温は10度位だと思います。今までの、夏が少し残っているような雰囲気とは違い、
空気も乾燥し、冬特有のツンとした香りがします。朝日鉱泉の駐車場は珍しく車でいっぱいでした。
ナチュラリストの家までの林道はもう落ち葉でいっぱいです。
登山者カウンターを回収する私にとっての一番の難関はこの吊り橋。伝わりますでしょうか。足が少しずれたらヒュードボンです。下の水はとっても美しいエメラルドグリーンなのですが私はそれどころではありません。
無事に立っていてくれました。約一ヶ月ぶりの再会です。元気に動いていてくれたようです。
●古寺鉱泉
古寺鉱泉の渓流はいつ見てもきれいですね。古寺鉱泉は登山者カウンターが尾根の上にあるのでそこまで急登をどんどん登らなくてはなりません。
このあたりは黄色い紅葉です。紅葉のシャワーを浴びているようです。
松ぼっくりを発見しました!
古寺鉱泉の登山者カウンターもしっかり立っていてくれました。尾根なので寒い風が吹いています。
登山者数をメモリーに記録し、ねじを外し、ザックに詰めていきます。
私の愛用の90リットルザックに回収した器具を詰めたらザックの原型がなくなりました。
20キロ弱あるのではないでしょうか。
これを担いで登山口まで下ります。重いですが、がんばっています!
●日暮沢
日暮沢もカウンターの回収をするには尾根まで登らなくてはなりません。
すっかり冬支度をしてしまった景色が広がっていました。
ここもしっかり立っていてくれました。
帰り際、ふと道標を見ると爪痕が。熊でしょうか。
朝日連峰の登山者カウンターは残り一つ、飯豊の登山者カウンターも残り一つです。
こちらは11月上旬頃に回収予定です。
今年度はカウンター情報の取りまとめをしていきます。
彼らが活躍するのは、また来年!
2021年10月20日朝日連峰・以東岳 冬の到来
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
寒いですね。庄内では月山も鳥海山も初雪が降り、より堂々とした出で立ちになりました。
コハクチョウも次から次へ南下してきています。
さて、先日の一気に冷え込んだ日に、朝日連峰の以東岳に行ってきました。
登山道保全資材の管理、登山道巡視、以東岳避難小屋の小屋閉め作業をしてきました。
朝から悪天候。一向に晴れる気配はありません。紅葉を楽しみにしていたのになぁと、一同どんより気分で
登山開始です。
吊り橋の架かっている沢も濁流でした。
※泡滝登山口から大鳥小屋の間に架かっている橋は、大鳥小屋の小屋閉めの際に回収されます。事前に情報を得てから登山するようにしてください。
天気には恵まれませんでしたが、キノコが沢山出ていました。
イタヤカエデの木の幹に沢山出てきています。
倒木にも所狭しと並んでいます。
大鳥池につきました。周りの紅葉は、、、思ったよりもまだ標高が高いところが盛りですね。大鳥池の周りはあと1、2週間といったところでしょうか。
雨は止まず、気温もぐっと下がっています。
秋の名物と言えば、ナナカマドの真っ赤な実でしょう。ナナカマドは燃えにくく、七回竈にかけても燃えないというところからその名がついたとか。大鳥池の周りには沢山生えています。
二日目の朝はさらに気温がぐっと下がり、朝から大雨でした。徒渉地点もなかなかハード。カメラは出せませんでした。急登を登る中、雨の質が変わったと思ったら、みぞれでした。
もう少しで以東岳避難小屋に着く、、、と思った矢先、みぞれはなんと雪に変わりました。10月中旬の朝日連峰はもう雪が降るのです。
最初は雪化粧で済むと思っていましたが、、、
雪+暴風の大荒れの天気になってしまいました。これでは作業はできません。以東岳避難小屋に転がり込み、暖かくして天候が回復するのを待ちます。避難小屋の存在というのは本当にありがたいです。
少し回復した時を狙い、一気に小屋閉めの作業に取りかかります。私も微力ながら手伝わせていただきました。ベンチの解体は強風に手がかじかみ、カメラのシャッターを押すのもひと仕事です。ベンチを解体し、看板を外し、水をためる設備を外していきます。
視界は5mもありませんでした。
ほんの一瞬の晴れ間をとらえました。たったの数時間でこの雪景色です。朝日連峰の冬は甘く見てはいけませんね。登山の際はしっかり防寒グッツを持ってきてくださいね。
山に登るとどこかに神様が居るような気がしてくるのは私だけでしょうか。
3日目は残りの小屋内の掃除、水場までのロープや杭の回収、水くみ、網戸外し等の作業を終わらせ、下山です。
以東岳避難小屋の夏期管理体制に入るのはまた来年。いよいよ冬季管理になります。管理人はいませんが、小屋の鍵は開いています。
トイレや小屋の利用はマナーを守って次の人が快適に過ごせるようご協力お願いします。
この日も一瞬晴れました。小屋閉め作業を頑張った人へのご褒美です。
ナナカマドは、一日で雪をかぶってしまいました。かんざしのようでかわいい姿です。
少し下って上をみると、雪が降ったところと降っていないところは横に一本の線があるかのようにきれいに分かれているのが見えました。
今年度は、5回ほど以東岳に登りました。これにて今年度の以東岳での仕事は終了です。
おまけ。ホオノキに目を作って遊んでいる人がいました。自然のものはなんでも芸術品になってしまうので不思議です。ぜひ落葉のきれいな山に遊びに来てください。防寒対策、雨対策、地図、食料等の十分な準備をしてから山に入ってくださいね!
2021年10月07日9月終わりの業務中に出会った秋の風景
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 村上英夫
秋の気配が濃い9月最終週の業務中に出会った風景を、いくつかお届けいたします。
〈裏磐梯スキー場〉
この日は裏磐梯スキー場上部の登山道沿いに設置した登山者カウンターのメインテナンスを行いました。駐車場からスキー場を登り、登山道をしばらく歩くと、銅沼が、磐梯山を背負って静かにたたずんでいます。左のピークは櫛ヶ峰、右奥が本峰です。
〈銅沼(あかぬま)〉
9月の最終日、台風がやってくる直前に、吾妻連峰東側の基点の浄土平へ向かいました。
〈浄土平より一切経山方面を望む〉
この日の作業は、浄土平湿原に設置した監視カメラの撤収です。以前、浄土平湿原では7~9月頃を中心に、多数掘返し跡が確認され、中には保全対象種の生育場所が集中的に掘り返される事例もあり、盗掘の被害が疑われたため、数年前より、湿原内を周遊する木道等に自動撮影カメラを設置しています。
〈監視カメラ〉 〈撤収後〉
設置後は、盗掘跡は見られなくなり、今年もカメラに写っていたのはカモ、クマ、イノシシでした。浄土平の標高は約1,600mあり、イノシシがここまで上がってきていることに驚かされます。イノシシは湿原を踏み荒らすので、新たな悩みの種になりそうです。
〈浄土平湿原より望む東吾妻山(左)と蓬莱山(右)〉
撤収作業後に、酸ヶ平、鎌沼、姥ヶ原を周回するコースの巡視を行いました。
〈鎌沼〉
今年は夏以降、寒暖の差が大きく冷え込みが弱いせいか、あちこちの山でダケカンバやブナの葉が色づく前に枯れている姿が目立ちますが、浄土平付近のダケカンバ林はきれいな黄色の絨毯へ変わりつつあるようです。本格的な色づきはこれからですが、もう少しで訪れるピーク時が楽しみです。
2021年10月06日小さい秋、見つけました。
磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。
早いものでこちらに着任してから半年が経ちました。
いつも日記を読んでくださりありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いします。
稲もほとんど刈り終わり、さみしい風景になってきた庄内です。
先日は、ラムサール条約登録湿地である大山上池下池にコハクチョウが飛来してきたというニュースで賑わいました。
所々で冬に向けた準備が着々と進んでいるようです。
さて、先日直轄地の巡視に行ってきました。
まずは羽黒野営場です。スキー場が隣接しています。
ここから奥に向かうとテントサイトが見えてきます。
うっすらと紅葉が始まっているよう・・・?
みなさんはカツラという樹木をご存じでしょうか。
秋になるときれいな紅葉を見せてくれます。
丸いハートのような葉を持っており、とてもキュートです。
秋にこのカツラの下を通りかかると、甘い蜜のような香りがすることがあります。
これは、マルトールという成分の香りです。なぜこのような香りの物質を出すのか、詳しくは明らかになっていないですが、虫を引き寄せないようにする効果があると考えられています。
歩道の周りの木々もとても美しい野営場です。
是非利用してみてくださいね。
続いて二夜の池に行ってきました。
こちらは月山ビジターセンターから道路を挟んで徒歩30秒の場所にあります。
二夜の池の名前は、「この池のそばに立つと、月の美しさはもちろん、池に映った月もまた美しく、二夜分の月を楽しめる」というところからきています。
満月の明るい夜に来てみたらさぞかしきれいでしょう・・・。
こちらも周りの木々はほんのり色づいているような気がします。紅葉のピークはまだまだですが、トンボがスイスイと飛んでいたり鳴いている虫が秋の虫だったりと、密かに秋は始まっているようです。
池にはテラスも設置されています。さわり心地のよい手すりにうっとりしながら、ポチャンポチャンという池の音に耳を傾けます。
四阿もあります。
満月の日にお団子を持って訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に、月山ビジターセンターに行ってきました。
この施設は、月山八合目に向かう道の麓にあります。沢山の本や雑誌、休憩用のテーブルなどがあり、情報収集、休憩にはもってこいのビジターセンターです。解説員の方が何でも優しく教えてくださいます。中には出羽三山の展示スペースもあるので是非立ち寄ってみてください。
10月より展示スペースに英文の解説文がつきました。
今はこんなご時世ですが、後々海外のお客様が増えたとき、グローバルなビジターセンターになることを願っています。
・・・実は私は英語解説文の背景のイラストを描かせていただきました。よろしければのぞきに来てくださいね。お待ちしております。
今回は、小さな秋を沢山見つけた巡視でした。
今度は紅葉の風景をお伝えできたらと思っています。
11月27日の土曜日は、朝から雪が降り続く寒い一日でしたが、予定通り、磐梯朝日国立公園裏磐梯地区パークボランティア活動の本年度の反省会を実施しました。
〈裏磐梯ビジターセンター〉
今年も昨年度と同様に、新型コロナウイルス感染症対策のために活動が大きく制限されました。例年なら4月中旬に始動式を行ってから11月下旬まで約7ヶ月間、裏磐梯一円の探勝路と磐梯山、吾妻連峰の登山道において、清掃やロープ張りなどの保全活動、巡視活動および外来生物防除活動等を実施します。令和元年度は46回、それにビジターセンター支援活動が17回加わって合計63回の実施。しかし昨年度は感染症対策により40回、今年度は8月始動で26回の活動にとどまりました。
〈反省会〉
Aさん(パークボランティア):現在は無雪期の活動のみですが冬の活動はできないでしょうか?
S氏(ビジターセンター):スノーシュー体験の企画を検討しているところです。
Bさん:いくつかの団体がオオハンゴンソウ防除に取り組んでいますが協力体制が必要だと思います。
レンジャーO:外来生物や生物多様性への関心が高まり、防除活動を実施している団体が増えました。
Cさん:オオハンゴンソウの脅威については情報発信をさらに積極的に行うべきです。
・・・・・
意見交換は1時間半に及びました。ボランティアさんたちは高い問題意識と取り組みへの強い意欲をお持ちの方が多く、今後の活動へ向けて様々な示唆と提言をいただきました。
反省会は午前中で終了し、休憩をはさみ、午後は研修会を開催しました。
〈研修会〉
今年4月に赴任した黒江国立公園保護管理企画官は、前任地が小笠原諸島でしたので、ボランティアさんたちから「ぜひ小笠原のお話を!」という声が上がり、『黒江レンジャーがこっそり伝える外来生物対策の最前線~小笠原諸島世界自然遺産~』というタイトルで約2時間の講演会を行いました。
〈配付資料〉 〈小笠原産カカオが原料のチョコ〉
ボランティアの方々の豊富な知識は、植生や野生生物、地域の歴史など様々です。巡視や清掃などの活動中に、多くのことを教えていただけるのが楽しみでした。来年、またボランティアの皆様方と安心してお会いできるような日常が戻ってきますよう、祈るばかりです。