ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

磐梯朝日国立公園 裏磐梯

171件の記事があります。

2011年08月23日裏磐梯地区オオハンゴンソウ防除活動実施

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

ここ数日裏磐梯は、夏の暑さも和らぎ、過ごしやすい日が続いております。
報告が遅れましたが、毎年実施しているオオハンゴンソウ防除作業の様子をお伝えしたいと思います。

8月11日(木)裏磐梯地区五色沼周辺にて、特定外来生物であるオオハンゴンソウの一斉防除活動を実施しました。毎年、お盆前に様々な行政機関・関係団体により実施している活動ですが、今年はオオハンゴンソウの花が多く咲く時期を選び、例年より1週間ほど遅らせて行いました。今回ご協力いただいた方々は、福島県、北塩原村、猪苗代土木事務所、福島県自然保護協会、裏磐梯エコツーリズム協会、裏磐梯地区パークボランティア、一般参加者の方々に加え、今年から新たに福島大学共生システム理工学類の先生、学生さんにも加わっていただきました。暑い中そして短時間ではありますが、防除活動にご協力してくださった皆様本当にありがとうございました。


開会式の様子


少しでもオオハンゴンソウが目に付くところは、藪の中でも刈りに行きます。
この日は、明け方まで雨が降っていたため、少し日が差すと蒸すような暑さでした。


猪苗代土木事務所さんには、長瀬川沿いの群落を刈り払い機で攻めてもらいました。

このような大規模なオオハンゴンソウ防除活動も今年で5年目を迎えました。今後も、裏磐梯の在来植物を守るためにも継続して防除活動を行っていきます。

ページ先頭へ↑

2011年07月26日自然に親しむ運動月間『夏の磐梯山に登ろう』開催

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

7月24日(日)に、自然に親しむ運動月間(7/21~8/20)にあわせて、磐梯朝日国立公園の磐梯山にて自然観察会をおこないました。
当日は、あいにくの曇り空でしたが、強い日差しが無い分、幾分コンディションとしては良い方でしょうか。ただ、風が通りにくいブナやダケカンバの林の中では、蒸すような暑さでした。
今回も裏磐梯地区パークボランティアの皆さんにガイドをしていただき、磐梯山の噴火や裏磐梯が成り立った歴史、様々な動植物について解説をしていただきました。

また、ご報告が遅れましたが、今年の5月より10名の新しいパークボランティアさんが誕生し、現在裏磐梯地区では総勢35名のパークボランティアさんが活躍しています。今回も大変お忙しい時期にも関わらず、たくさんのパークボランティアの皆さんにご協力いただきました。ありがとうございます。


今回のコースは、磐梯山の登山口の中で標高差が少なく、短時間で登頂できる八方台登山口からスタート。鬱蒼としたブナ林の中をのんびりと歩き始めます。この辺りでは、1888年の噴火の影響を免れたと思われるブナの巨木も点在し、登山者の目を引きます。


登山開始から約1時間半。裏磐梯一帯が望めるビューポイントまで来ました。何とか桧原湖や銅沼が見えますが、ここより上空には雲が掛かっています。山頂が晴れていることを祈りつつ、一旦休憩小屋がある弘法清水を目指します。


磐梯山山頂に着きました。あいにく雲の中で眺望は全く望めませんでした。残念。
里の方が暑いせいか、山頂には大量のアキアカネが飛び交い、登山者をお出迎え。
ちょっと昼食を食べるには鬱陶しくも感じましたが、参加者の方やパークボランティアの皆さんは、指に何匹のアキアカネが止まるか楽しんでいる様子でした。
磐梯山固有種であるバンダイクワガタも、僅かながら観察することができました。


高山植物もいろいろ観察できました。
(左上:クルマユリ、左下:ミヤマシャジン、右上:イワオトギリ、右下:バンダイクワガタ)


【閉会式の様子】
予定よりも少し早めですが、全員無事下山することができました。今回の観察会もいまいち、すっきりとしない天気のせいで、山頂からの大パノラマを楽しむことができませんでしたが、ぜひ次回磐梯山に登った際に、望めることを期待しましょう。
今回、参加して下さった皆様、ご協力いただいたパークボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

ページ先頭へ↑

2011年07月06日今年は当たり年?

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

裏磐梯は、梅雨らしい天気が続いています。週間天気予報を見ても、曇りや傘マークばかりで、ついため息が出てしまいそうです…。気分も落ち込みがちな季節ですが、先日(6月30日)ニッコウキスゲが見頃を迎えた雄国沼へ行ってみました。今年も湿原に見事な黄色絨毯が広がり、たくさんの来訪者で賑わっていました。

今回は、前回の記事に引き続いてしまいますが、ニッコウキスゲが見頃となっている雄国沼をご紹介したいと思います。


ニッコウキスゲ(6/30)


木道は昨年の秋に付け換えられ、幅が広くなりました。
立ち止まっても、道を塞ぐことは無くなったので、のんびりと観賞できます。
雄国沼監視員の方の話では、昨年に比べ1.5倍くらいニッコウキスゲは多いとか…。


コバイケイソウの花も群落までは行きませんが、花の数は多い印象を受けます。



こちらは、サワラン。ピンク色の花が目を引きますが、湿原にはまばらにしか咲いていません。
この他、ヒオウギアヤメ、レンゲツツジ、ワタスゲ(果穂)も確認できました。

開花のピークもそろそろ終盤を迎えつつありますので、行かれる方はお早めに。

また、前回の記事にも書きましたが、7月18日(月・祝)まで、雄国沼ではマイカー規制が行われています。雄国萩平駐車場~金澤峠まではシャトルバスが運行されていますので、喜多方市側から行かれる方はシャトルバスをご利用ください。北塩原村側の雄子沢登山口からは、1時間ほどで行くことができますが、ニッコウキスゲが見頃となるシーズンは登山口の駐車場は大変混み合いますので、ご注意ください。

ページ先頭へ↑

2011年06月13日新しくなった雄国沼湿原の木道

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
裏磐梯ARの星です。

エゾハルゼミの大合唱と共に、裏磐梯は新緑の季節を迎えています。
カッコウやホトトギスなど、高原を代表する鳥たちの声も聞こえてきます。
のんびり、ゆっくりと散策するには丁度良い季節かもしれません。

今回は、木道が新しく付け換えられた雄国沼をご紹介いたします。


【金澤峠からの眺め】6/8

現在、雄国沼では、7月18日(月・祝)まで、マイカー規制が行われています。雄国萩平駐車場~金澤峠まではシャトルバスが運行されていますので、喜多方市側から行かれる方はシャトルバスをご利用ください。北塩原村側の雄子沢登山口からは、1時間ほどで行くことができます。


昨年の秋頃から雄国沼湿原の木道の付け換え工事が行われ、今年は上の写真のようにリニューアルしました。幅が広くなり、歩きやすくなりました。ニッコウキスゲが見頃となる時期でも、木道からの踏み外しや立ち止まって行列ができるなどの心配は無くなるでしょう。安心して湿原散策が楽しめそうです。


雄国沼では有名なレンゲツツジも、だんだんと見頃を迎える時期になりました。その他湿原では、ミツバオウレン、リュウキンカが見頃を迎えていました。ワタスゲの果穂、タテヤマリンドウはまだ少しだけで、今月の中旬~下旬頃に見頃を迎えるのではないでしょうか?ぜひ、ニッコウキスゲのシーズンも併せて、初夏の雄国沼を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ページ先頭へ↑

2011年04月27日五色沼自然探勝路の保全作業

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
裏磐梯ARの星です。

4月も残り少なくなり、もう少しでゴールデンウィークに突入ですね。
震災後ということで、いつもの年に比べれば、外出や旅行などを控える方は多いかと思いますが、裏磐梯は震災の被害は少なく、復旧も進んでおり、周辺観光施設等も通常通り営業しています。利用拠点の一つ、吾妻山の【浄土平ビジターセンター】等も、観光有料道路【磐梯吾妻スカイライン】の再開通(4月28日予定)に併せ、オープン予定です。ぜひ、ゴールデンウィークの機会にお出かけください。

さて、今回は今年度最初となる裏磐梯地区パークボランティア活動(五色沼自然探勝路の保全活動)の様子をお伝えいたします。(パークボランティア→以下 PV)

活動内容は、五色沼自然探勝路内の植生保護のロープ張りと歩道内のゴミ拾い、除雪作業等です。毎年実施しているのですが、今年は震災等の影響も有り、参加されたPVは4名とちょっと少なめです。それでも国立公園の自然を守っていくには欠かせない方々です。



今年は、実際に作業を行う前に、ロープワークが得意なPVの方に、ロープの結び方について指導を受けます。
まず、はじめに【ボーライン・ノット】、次に【ハーネス・ノット】、最後に【ロープ・テークル】という順で、ロープワークに挑戦。
私も、本格的なロープワークについて学んだことがなかったので、良い経験になりました。


ロープワークの練習後、早速、五色沼自然探勝路のロープ張りを行います。
探勝路の様子としては、だいぶ雪が解け、地面が見える部分は多くなってきましたが、全体的にみても今年も積雪の量は多めです。雪は固まってきているので、探勝路を歩くのには長靴程度が良いかと思われます。ただ、踏み抜き等にはご注意ください。


作業開始からおよそ30分。少し雲行きが怪しくなると、ポツポツと雨が降り出してきました。それからしばらく作業を続けていると、今度は雷鳴と同時に霰(あられ)も降り出してきました。冬から春への季節の変わり目でしょうか。ほんの少し前まで晴天だったのですが、まさかここまで天気が急変するとは…。安全第一に考え、ひとまず作業できるところまで行い、残りは後日行うことにしました。
今回も、お忙しい中、協力してくださったPVの皆様、本当にありがとうございました。
次回の活動もよろしくお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2011年04月18日「外来生物と防除活動」パネル展 開催中

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
裏磐梯ARの星です。
以前に比べ余震の回数は少なくなってきましたが、まだまだ油断できない状況は続いています。大きな余震が起きても、まずは落ち着いて行動しましょう。
さて、今回は裏磐梯ビジターセンターで開催中のパネル展について簡単にご紹介させていただきます。

現在、裏磐梯ビジターセンターでは、東北地方環境事務所主催で東北地方の様々な地域で問題となっている【外来生物(がいらいせいぶつ)】等について紹介するパネル展を開催しています。(なお、パネル展は4月下旬頃までの開催予定です。)


ビジターセンタースタッフお手製案内板(ありがとうございます!)


パネル展スペース

・そもそも【外来生物】とは・・・?
 もともといなかった国や地域に、人間の活動によって入ってきた生物のことを言います。特に明治時代以降に海外から入ってきた外来生物のうち、生態系、人の生命・身体、農林水産業に悪影響を与えるもの、与えるおそれのある外来生物を【特定外来生物】として指定しています。

ここ裏磐梯でも、在来生物や生態系に影響を及ぼす恐れがあるとして、特定外来生物の【オオハンゴンソウ】や【ウチダザリガニ】等の防除活動が行われています。
最近の取り組みとしては、毎年夏に、裏磐梯自然保護官事務所主催で、特別保護地区に指定されている五色沼自然探勝路周辺のオオハンゴンソウの一斉防除活動を行っている他、福島県自然保護協会、パークボランティア等により、オオハンゴンソウの防除も行っています。また、会津地方の環境教育活動に取り組んでいる【NPO法人わかば自然楽校(しぜんがっこう)】では、裏磐梯キャンプ場の川原で、子供達が中心となりウチダザリガニの駆除活動に取り組んでいます。磐梯朝日国立公園裏磐梯地域の貴重な在来種、生態系保護のため、様々な機関、団体により防除活動が展開されています。

ぜひ、裏磐梯ビジターセンターへお立ち寄りの際は、外来生物やそれらを防除するための取り組みについて、知っていただければと思います。


ウチダザリガニクイズを楽しみながら、外来生物について学んでみよう!
(クイズは裏磐梯ビジターセンターより提供)



↑こちらのパンフレットも配布していますので、併せてご覧下さい。
(なお、東北地方環境事務所HP内【野生生物の保護管理】のページからもPDFファイルとしてダウンロードできます)

ページ先頭へ↑

2011年04月11日新年度を迎えて

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
裏磐梯自然保護官事務所ARの星です。
今年度も引き続きよろしくお願いいたします。

さて、震災後久しぶりに日記のアップです。
今日で東北関東大震災発生から一ヶ月が経ちます。先月の同じ日、今までで経験したことのないような大きな地震に遭い、すぐさま事務所のテレビを付け、リアルタイムで各地の被害状況を見ていたことを思い出します。本当に悪夢のような大惨事が脳裏から離れず、津波が迫ってくるシーンでは、見ているだけでも相当な恐怖を感じました。

幸いにも裏磐梯は、地震による被害は比較的少なく、ライフラインが止まるということもありませんでした。一部、裏磐梯へ行く国道が陥没し、少しだけ通勤に支障が出るということはありましたが、今はほぼ平常通りの業務に戻り、ガソリンや生活物資などの品切れは解消され、公共交通機関も復旧しつつあります。

今なお、避難生活で不自由な暮らしを強いられている方が数多くいらっしゃるかと思いますが、皆で協力し合い助け合って、この危機を乗り切っていきましょう!
私も少しでも明るい話題が提供できるよう、がんばりたいと思います。



3月の終わり頃に行った五色沼(毘沙門沼)の様子。
沼の氷も無くなり、エメラルド色の美しさを放っています。
(毘沙門沼の周辺であれば、長靴程度で散策できますが、雪がだいぶ解けてきているので、踏み抜きにはご注意ください)
水鳥達も多く、先日行った時は【マガモ】【カルガモ】【ヒドリガモ】【ヨシガモ】【オオバン】等が確認できました。

ここ最近、朝晩は寒く日中はポカポカと暖かい日が続いています。昨年に比べると雪は多いですが、季節はすっかり春らしくなりました。天気の良い日は、春を探しに出歩きたいですね。今は観光を自粛するムードですが、一日も早くたくさんの観光客で賑わう裏磐梯に戻ってもらいたいものです。

そのためには、私もできることは限られてしまいますが、精一杯協力できればと思います。
また、皆様もこまめな節電にご協力お願いいたします。


がんばろう福島!!!


4月初め、裏磐梯野鳥の森探勝路展望台からの眺め。
気持ちの良い青空の中、裏磐梯を代表する磐梯山、桧原湖が綺麗に見えました。

ページ先頭へ↑

2011年02月15日自然ふれあいイベント『冬のレンゲ沼・中瀬沼』開催

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。裏磐梯ARの星です。
ようやく雪も寒さも峠を越し、段々と暖かい春へ季節の移り変わりを感じつつ、裏磐梯の冬を満喫しています。

2月13日(日)に、環境省主催自然ふれあいイベント『冬のレンゲ沼・中瀬沼』を開催しました。定員を上回る23名もの参加者が集い、冬のレンゲ沼と中瀬沼周辺を、スノーシューを履いて散策しました。ガイドを担当するのは、裏磐梯の自然や歴史を知り尽くしたベテランのパークボランティアの皆さん。
当日は、朝から雪が降ったりやんだり、時々日も差すような、変わりやすい天気の中行われました。前日からも雪が降っていたため、冬の観察会の目玉である、動物たちの足跡はほとんど見ることはできませんでした。しかし、そんな中でも、寒い冬の中を逞しく生きる植物たちの様子やユニークな形をした冬芽や葉痕の解説に、参加者の皆さんはじっくりと耳を傾けていました。


ヤドリギについての解説中


オオカメノキの冬芽といったら、だいたい万歳をしているような形ですが、
この冬芽は「シュワッチ!」という台詞が似合いそうですね。


オニグルミの葉痕。サルの顔に見えたり、ヒツジの顔に見えたりするそうですが、
さて、この葉痕は何に見えますか?


ゴールまであと少し。やけに広々とした雪原に見えますが、実は、参加者の皆さんが歩いているところはレンゲ沼という沼の上なのです。冬場は沼が結氷し、雪に覆われてしまうため、すっかり沼が隠れてしまっています。

一時は、冬山登山でもしているかのような吹雪く場面もありましたが、無事何事もなくイベントは終了しました。晴れていれば、中瀬沼展望台から迫力ある磐梯山の姿を見ることができるのですが、今回は荒天に見舞われお預けになってしまいました…。また次回に期待しましょう!参加してくださった参加者の皆様、お手伝いしてくださったパークボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

ページ先頭へ↑

2011年01月17日自然ふれあいイベント『冬のレンゲ沼・中瀬沼』参加者募集中※

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

来月の2月13日(日)に、裏磐梯地区のレンゲ沼・中瀬沼周辺において、スノーシューを履いて、冬の裏磐梯の自然にふれあっていただくことを目的としたイベントを開催いたします。パークボランティアの方々と一緒に、冬ならではの自然にふれあってみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。
※<定員に達しましたので募集は締め切りました>

行事名 :自然ふれあいイベント『冬のレンゲ沼・中瀬沼』
主催  :環境省 東北地方環境事務所 裏磐梯自然保護官事務所
開催日 :平成23年2月13日(日)9:20~12:30(9:00受付開始)
   (荒天中止。前日17時現在の気象庁発表の気象情報で、暴風雪警報の
予報の場合は中止と、中止の場合のみ参加者にご連絡いたします)
開催場所:レンゲ沼及び中瀬沼探勝路周辺
集合場所:裏磐梯サイトステーション
     (福島県耶麻郡北塩原村檜原字小野川原1092-65)
募集人数:15名(先着順)
対  象: 小学生以上(※小学生は保護者又はそれに準ずる者の同伴が必要、
     18才未満の方は保護者からの申し込みに限ります。)
募集締切:平成23年2月4日(金)12:00まで
     ※ただし、募集人数になり次第締切となります。
参加費 :300円程度(保険代)
    ※事故発生に備え、傷害保険に加入しますが、活動は原則自己責任と
     なりますので、怪我等の無いようご留意ください。
持ち物 :防寒具、行動食、飲み物、帽子、手袋、スノーシューズ又は長靴、 
     スノーシュー、ストック、保険証 等
※当方ではスノーシューの貸出は行っておりません。
 裏磐梯では、スノーシューレンタル(有料)をしている施設があります。
詳しくは、裏磐梯ビジターセンター(0241-32-2850)
または、裏磐梯観光協会(0241-32-2349)までお問い合わせください。

申込方法:下記申込先にFAXまたは電子メールにて、住所、氏名、年
     齢、連絡先、血液型、当日の緊急連絡先を担当者にお知ら
     せいたたき、お申し込みください。

 <申し込み先>
   裏磐梯ビジターセンター   
   担当:五十嵐(解説員 自然ふれあい担当) 
   FAX:0241-37-1175
   電子メール:urabandaipv@yahoo.co.jp


先日(1月13日)、ビジターセンターの方と巡視をした際の、中瀬沼展望台付近の様子。
残念ながら、この日は磐梯山の姿は見えませんでした。中瀬沼は全面雪に覆われ、結氷しているようです。


晴天に恵まれれば、ご覧のように磐梯山が見えるかもしれません。
ぜひとも、当日は晴天になることを願いたいものです。
(写真は、平成21年2月イベント時)

ページ先頭へ↑

2011年01月13日冬の五色沼の様子

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
裏磐梯ARの星です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、冬本番を迎えた裏磐梯は、辺り一面銀世界が広がっています。
天候も、冬型の気圧配置になってきたことから、ほぼ毎日雪がちらつくような天気です。
ここ数日、出勤時の事務所内の室温はマイナス2~3℃と、とても厳しい寒さが続いています。裏磐梯へ来て、はじめての冬を過ごしているわけですが、一体どこまで寒くなるのでしょうか…。

先日、裏磐梯ビジターセンター職員の方の案内で、五色沼自然探勝路の巡視をおこないました。自然探勝路は積雪があっても、除雪されませんので、スノーシューなどを履いて散策することになります。ちなみに今の時期は、長靴での散策はオススメできません。

今回は、裏磐梯物産館側から入り、裏磐梯ビジターセンターへ抜けるコースで行きました。


裏磐梯物産館周辺の様子。
現在、物産館は冬期閉館中ということもあり、駐車場の積雪はかなりの量でした。
まだ、足跡が付いていないサラサラな新雪の上を歩く感触は、何ともたまりませんね。


るり沼の様子。まだ沼は凍っていませんが、奥の方に水鳥たちの姿を見ることができました。


こちらは、青沼。るり沼と同じく、まだ氷も張っていません。
冬になっても、沼の美しさは変わらないようです。


散策開始から約1時間。五色沼の中で、2番目の大きさを誇る弁天沼に着きました。
こちらは、すっかり雪に覆われ、沼の姿が見えなくなりました。
沼も若干凍り付いてきているようです。

このように、雪がない時期の五色沼と比べると、また違った冬ならではの五色沼を知ることができました。ぜひ、皆さんも機会を見つけて、冬の五色沼を散策してみてはいかがでしょうか?なお、探勝路の一部箇所で、積雪や吹きだまりによって道が不明瞭な箇所があります。道に不安な方は、経験者やガイドの方と歩くことをオススメいたします。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ