2022年5月12日
2件の記事があります。
2022年05月12日白神山地ビジターセンターの展示内容がリニューアルしました!
白神山地 神孝子
みなさん、こんにちは。西目屋自然保護官事務所の神です。
今日は、当事務所のお隣にあります白神山地ビジターセンターの展示内容が、
先月リニューアルしたというので、ちょっとお邪魔させていただきました。
敷地内から残雪の「津軽富士」岩木山が見えます。
ビジターセンターも新緑真っ盛り。すでに森と一体化しています。
(県道から見えなくなるので、当事務所にやって来るお客様も・・・。)
白神の森をイメージして造園された木立の中を進むと、センターの入り口が現れます。
それでは早速、中に入ってみましょう!
正面玄関を入ると、まず飛び込んでくるのが
「白神バーチャルリアリティ体験コーナー」です。
こちらのコーナーは、白神山地の有名スポット6カ所(暗門の滝や白神岳など)
を360度ぐるりと見渡せます。
ドローンを使った映像は、別な角度から白神山地を楽しむことができます。
専用ゴーグルから映し出される映像は迫力がありまるで本当にその場所にいるような新感覚!
昨年、青森県立美術館で「白神山地VR体験×写真展」が催されたのですが、
その際に用いられた映像が、そのままビジターセンターにやって来ました。
映像をお見せ出来ないのが残念です。ぜひ白神に来て体験してみてください。
さらに、奥に進むと・・・・
今回のリニューアルで、話題になった2面シアターが現れます。
スクリーンの上に立つと、四季折々の風景や動物たちや白神に生息している
生き物たちが生き生きと映し出されます。
私が訪れた日も小さなお客さまが、映し出されたイワナをつかもうと一生懸命でした。
何ともほほえましい光景です。
また館内に設置されたQRコードを読み込むと、
動物が現れたり鳥の鳴き声が聞こえてくる仕掛けもあります。
ビジターセンターを訪れた際は、QRコードがどこにあるか探してみてはいかがでしょうか。
そっくりですが、全てレプリカです。
いよいよグリーンシーズンが始まりますが、暗門(世界遺産)へ続く道が
現在、崩落のため行くことができません。
復旧には時間を要するとのことで、こちらの映像を見て
リアルな白神を体験してみませんか?
連休の後半、休屋のソメイヨシノが満開でした。2022/05/06
和井内のオオヤマザクラも満開です。2022/05/06
湖畔の私の大好きなサクラが、5月6日は一輪しか咲いていなかったのに、7日にはあっという間に5~7分咲きほどまでに開花していました。
2022/05/07
このサクラは、植樹当初はベニヤマザクラと言われていたそうです。
サクラは交雑種が多く、幼木の時は特徴がわかりにくく、成長するに従いはっきりしてきます。
私自身はずっとカスミザクラと思っていましたが、どうやらオオヤマザクラらしいとのことです。
ヤナギに守られているような、オオヤマザクラ
うららかな日差しを受けて、キタコブシがぶ厚い冬のコートを脱ぎました。
私が十和田湖に来てから、ずっと見守り続けていた、ビジターセンター前の双子のシロヤナギの一本が、強風の影響か枝が折れてしまいました。
ここは、湖畔の中でもとても好きな風景でした。幾度となく、写真に収めていました。
2017年 2018年
2021年
2022年5月:枝が折れてしまいました。
幾年の年月を、この湖畔で過ごしてきたのか、どんな出来事を見てきたのか、問いかけてみたい気がしました。
十和田湖畔の樹木は植樹されたものもありますが、自生のものは厳しい自然環境の中で生き抜いてきた力強さを備えていて、元気をもらえます。
林の中に目をやると、遠くからでも目立つシラネアオイは、年々数が増えてきたように思います。(歩道外なので、望遠で撮影しています)
ミヤマエンレイソウもひっそりと佇んでいます。
春の色があふれる十和田湖畔に、少しずつ人のにぎわいも戻ってきたようで、嬉しい気持ちになります。
一日の終わりにまた立ち寄ってしまう、この風景。
十和田湖は一日では味わいきれない、魅力あふれるシーンがたくさんです。
そして最後に、今朝の(2022/05/12)満開の様子をお届けしたいと思います。