ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2022年3月 9日

2件の記事があります。

2022年03月09日お宝マップ完成しました2021~陸前高田市広田小学校~

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

1学期2学期とご紹介してきた広田小学校のマップ作りの授業ですが

この度完成したことを報告させていただきます。

↓これまでの軌跡はコチラ↓

お宝マップができるまで2021①~陸前高田市広田小学校~

お宝マップができるまで2021②~陸前高田市広田小学校~

6年生の総合的授業の一環でおこなう地域学のツールとして

みちのく潮風トレイルを活用しています。

完成したマップはみちのく潮風トレイルを歩くハイカーはもちろん

観光で訪れる人やさらには近隣地域の人にも使っていただける

広田町の紹介マップとなっています。

みんながおすすめする、広田で是非立ち寄ってほしい

『広田半島みどころスポット』20カ所が

生徒自身の言葉で紹介されていたり、

みちのく潮風トレイルのルートを見やすく、トイレなどの

歩く人にとって必要だろうと思うポイントが書かれています。

みちのく潮風トレイル「歩く旅」を意識したら

今年度の6年生は水分補給のお知らせとして自動販売機の

位置を地図に記そうとひらめきました。

昨年度に続いて同じテーマの授業でしたが

先輩達と違った目線もあっておもしろいなと感心しました。

完成したマップを多くの人へ届けて欲しいと

陸前高田市観光物産協会へお願いする会を開きました。

地元新聞記者もかけつけ、緊張の瞬間でした。

その後、みちのく潮風トレイルの統括本部や関係者、

実際に広田半島を歩いたことのあるハイカーなどと

オンラインで交流会を行いました。

利用者目線のコメントを聞いたり

地図のできあがりの感想を聞いたり

また歩きに行くね!といった声を聞け

自分たちがやってきたことへの自信に繋がったことでしょう。

今年度の広田小の授業はこれで完了です。

岩手県立大学島田先生、陸前高田市観光物産協会さん、

広田小学校の先生方、色々教えてくれた地域の方々、

ずっと支えてくださった親御さんたちなど、

たくさんのご協力があり

6年生の楽しく取り組むパワーで大成功でした。

この広田半島マップは陸前高田市観光物産協会や

碁石海岸インフォメーションセンターなどに置かれています。

是非お手にとって見て、広田半島を歩いてみてください。

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2022年03月09日弥生

十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ

降り積もる雪の重さも、頬をなでる風の温度も、前とは少し違っているように感じる弥生です。

桃の節句に合わせて、花桃を飾りました。

今の時期、自宅では留守中に花が凍ってしまうので、事務所の玄関に置かせてもらいました。

短い命を精一杯に輝かせる生花に、いつもエネルギーをもらいます。

間もなく、まばゆいばかりの春の花々の様子をお届けするのも、また楽しみです。

三月の別名「弥生」が代表的ですが、調べてみたら他にもたくさんの別名がありました。

「桜月」「雛月」「早花咲月(さはなさつき)」「夢見月」「染色月」「嘉月」「花津月」「季春」

「花見月」「晩春」「春惜月」「暮春」「花月」「建辰月(けんしんづき)」「蚕月」「宿月」「桃月」など、歴史や風土とも関連していて、調べてみるととても興味深いものがあります。

二週間に一度、休屋地区の建物を写真に残す業務があり、途中で必ず湖畔の様子が気になってしまいます。

強風で押し寄せた湖水が岸の氷にぶつかり、しぶきが上がっています。2022/3/4

しぶきをズームアップしてみてみました。火山の噴火のようです

梢に鳥の陰が見えたので、シャッターを押したらこんな図が撮れました。カケスです。

遠くの蓮葉氷(はすばごおり)の周辺にはオオバンがいました。

さかんに水中の何かを啄んでいます。

一昨年はすでにマンサクが開花していたようです。(過去の日記より)

今年の同じ日3月4日のマンサクです。

少し黄色の花が見えますが、まだまだです。開いても、寒いと閉じてしまいます。

3月8日の朝、御前ヶ浜のマンサクが気になって行ってみました。

先日は少し黄色がのぞいていたのに、全く見えません。

暖かい日が続くと開花宣言できるでしょうか。お楽しみに。

マンサクに関しての過去の日記をご興味有る方はよろしければご覧ください。

http://tohoku.env.go.jp/blog/2021/03/post_597.html

http://tohoku.env.go.jp/blog/2020/03/post_516.html

http://tohoku.env.go.jp/blog/2020/03/post_514.html

http://tohoku.env.go.jp/blog/2020/03/post_512.html

奥入瀬渓流の氷瀑もゆっくり見る間もなく冬が終わってしまうのは寂しいものです。

2022/2/22 奥入瀬渓流

人と人も、大自然でも、そこには出会いがあり、別れもあります。

急ぎ足で流れていく怒濤の時の中にあっても、その大切さや美しさに気付くことが出来る心を持ち続けたいものです。

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