2022年1月28日
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2022年01月28日レンジャクの訪れと十和田ビジターセンター臨時閉館(2/28まで)のおしらせ
十和田八幡平国立公園 村田 野人
こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。2つおしらせです。
まずは、今年もヒレンジャクとキレンジャクが休屋に来ました。先週は小さな群れだったのですが、今日は100羽弱くらいの群れになっていました。ちりりりり、ちりりり、と鳴き交わしながらこずえからこずえへと飛び回って、ヤドリギのみを食べています。私が着任してからは、毎年確認しています。
休屋のヤドリギが食べ尽くされたくらいが写真の撮り頃かとおもいます。レンジャクたちがしぶしぶナナカマドの実を食べるために低い枝にとまっているかもしれません。写真家のみなさまは、レンジャクの食事に配慮して撮影して下さいね。
2つ目は残念ながら新型コロナウィルスの感染拡大をうけて、十和田ビジターセンターは2月末まで臨時休館となりました。開催中の「十和田湖ふしぎな雪と氷の世界展」が延長になるかどうかはおってお知らせします。
2022年01月28日久しぶりに青空が
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 村上英夫
裏磐梯は昨年末から冬の厳しい天候のため、雪に押し込められる日々が続きました。
しかし1月25日の火曜日は、ついに朝から青空が広がりました。
除雪機とスコップに触れることなく朝から仕事を始めることができたのは、1月になってからおそらく初めて!
しばらくフィールドへは出ることができなかったので、このチャンスを逃がさず、五色沼探勝路へ向かいました。
まず基点の裏磐梯ビジターセンターから毘沙門沼へ。
雪と氷に覆われた沼の向こうに磐梯山が、青空の中に白く輝いていました。
雪に埋もれかけた弁天沼の展望台に上がると、たおやかな白のラインを描く西吾妻の姿が望めます。
気温が低いので雪はサラサラ。
降雪によってハイカーの踏み跡がリセットされると、ルートファインディングが難しい場所もあるのですが、この日は探勝路全体に明確なトレースができていました。
周辺にはいろいろな動物たちのたくさんの足跡が。
木々の梢でさえずる鳥たちや、沼をゆらゆらと進むカモの姿も。
弁天沼の先には、るり沼があります。
ここに設置された展望台も、磐梯山のきれいな眺望を楽しむことができる絶好のスポットとして人気があります。
1時間半の巡視中に、6組のハイカーの方々とすれ違い、挨拶を交わしました。
三脚を据えて望遠レンズで写真を撮影している方も。
自分が生まれ育った福島に、雪と氷に覆われた美しい景色を楽しめる場所が身近にあることを再発見した嬉しい朝でした。
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
国指定伊豆沼鳥獣保護区内にあるJR東北本線新田駅が最古の駅から最新の駅に昨年12月26日生まれ変わりました。
新しい新田駅は、羽ばたく渡り鳥をイメージしたものだそうです。地域の皆さんの足を支えつつ、遠くから訪れる冬の渡り鳥観察の皆さんをこれからお迎えすることになります。
これまでに電車で渡り鳥観察に幾度か利用した旧駅舎には愛着がありましたが、近いうちに新しい駅舎から観察に出かけてみようかと思います。
127年の歴史ある旧駅舎についての日記はこちらから
http://tohoku.env.go.jp/blog/2021/03/23
皆さまも新しい駅舎から伊豆沼の渡り鳥観察の思い出を作ってみませんか。
国指定伊豆沼鳥獣保護区周辺では、北帰行の準備で体力をつけるために、マガンの家族が田んぼや畔の雑草をせっせと食事している様子が観察できます。