ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年7月

23件の記事があります。

2021年07月30日コウモリ観察会・昆虫観察会を実施しました!

秋田 成田苑子

こんにちは!

秋田自然保護官事務所の成田です。

梅雨が明け、秋田も暑い日が続いています。

吹き抜ける風が涼しい森吉山野生鳥獣センターにて2つの観察会を実施しました!

<コウモリ観察会>

いつも野生鳥獣センターで開催している観察会は昼間に実施していますが、今回はちょっと特別。

テーマが「コウモリ」ということで夕方からの開催です。

今年もNPO法人コウモリの保護を考える会の皆さんにご協力いただき実施しました。

まずは、野生鳥獣センターにて、コウモリの生態についてレクチャーしていただきました。

「地球上にコウモリは何種類いる?」「コウモリはどんなところに住んでいる?」など

基本的なことを教えていただいたら、いよいよ観察にスタートです。

 

そうは言っても、観察を実施するのは夜の真っ暗な森。肉眼で観察するのはなかなか難しいので、

機械の力を借りてコウモリの存在を確認します。

今回の観察会では「バットディテクター」という、コウモリの出す超音波をヒトにも聞こえる音に

変換する機械を使いました。

NPO法人コウモリの会の皆さんに使い方をレクチャーしていただき、いざ森の中へ...。


森に入る頃には、辺りはだいぶ日が陰り薄暗くなっていました。

足元に注意しながら進みます。

しばらく進むと、バットディテクターから「カタカタカタ...」という反応が!

「これはコウモリの声ですね」「近くにいるんじゃないかな?」という先生からの声で、周辺を

よく探してみると...

なんとすぐ近くの木に留まっているコウモリを発見しました!!!

さらに参加者の頭上を飛び交うという大サービスも!!!

コウモリに限ったことではありませんが、野生動物を観察するのは天候やタイミングに左右される

ことが多いもの。

今回はほぼ全員がしっかりと観察できたのはとてもラッキーでした。

そしてセンターに戻り、コウモリの剥製を観察させていただきました。

森の中では遠目でみえたものも、近くでみると特徴がよくわかりますね。

意外と身近なところにも暮らしているコウモリたち。自然に目を向けるきっかけになったら嬉しいです。

ご参加いただきありがとうございました。

<昆虫観察会>

太陽さんさんの日曜日、子どもたちに大人気の昆虫観察会を今年も賑やかに実施しました。

西目屋自然保護官事務所の雪本晋資氏に今年も講師をお願いしての実施です。

出発前に、虫網の正しい使い方のレクチャーをしていただきました。

よく地面にかぶせるように使っている様子を見かけますが、それだと網が痛んでしまうそうです。

網に優しく、そして昆虫をしっかり捕まえるのには、網をくるっと回すことがコツだそうです。


そして、今回の観察会は「モニタリングサイト1000」という生物調査のマニュアルに従って実施をしました。特にチョウ類について、どんな種類がどんな環境のところに居るのかをみんなで調べながら進みます。


道中では、くるっと丸まった葉っぱの不思議を教えていただきました。

森の中を歩くと、枝についたままの葉っぱの先端が丸まっているのを見つけることがありますが、

これは「ゾウムシ」の仲間が卵を産んだもの。

子どもたちだけではなく、大人も興味津々に観察していました。

 

センターに戻ると、見つけたチョウの種類を確認しました。

ベニシジミのように小さくて可愛らしい種類から、カラスアゲハのように大きくて迫力のある種類まで沢山発見できました。


最後には、捕まえたチョウやトンボたちにお別れをしました。

「ありがとう」と声をかけている子どもの様子が印象的でした。

秋田県内の学校は夏休みが始まったばかりです。

自由研究のテーマに、「昆虫調査」いかがでしょうか?

*7月・8月のイベントのお知らせです*

7月31日(土)13:30~ 夏休みの宿題応援 木片でクワガタ作り(材料費 500円)

8月1日(日)10:00~15:00 WAROCK体験

8月21日(土)10:00~12:00 オオハンゴウソウの防除作戦

        13:30~      オオハンゴウソウの草木染め体験(材料費 500円)

お申込みはNPO法人冒険の鍵クーン(電話 090-4555-5130)まで

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2021年07月29日みちのく潮風トレイルの楽しみ方 「記念記帳編」

名取 富樫信雄

みなさま、こんにちは、名取自然保護官事務所の富樫です。

さて、今回は歩くこと自体ではなく、

少し視点を変えたみちのく潮風トレイルの楽しみ方をご紹介したいと思います。

ここでは「みちのく潮風トレイル記念記帳」と呼ばれているノート。

トレイルの起点であり、終点でもある福島県相馬市の松川浦公園にも

その1つが置かれています。

きっとみなさまも旅の途中で、一度は手にしたことがあるのではないしょうか。

旅人が行き交う場所に用意され、これからの旅に馳せる期待や行く先々での旅情などが

書き残されている、あのノートです。

先日、訪れた(ザックを背負っていました)際も松川浦公園のスタッフさんから

「トレイルですか」とお声がけいただき、「はい!そうです!」とお答えしました。

そこで、松川浦公園事務所に設置されている

「みちのく潮風トレイル記念記帳」を見せていただくことになりました。

「みちのく潮風トレイル記念記帳」を久しぶりに開くと、これまでトレイル上の別の場所で出会った方々が、最近立て続けにここに到着されていて、この松川浦公園で

再会を果たしたような、ささやかな嬉しさがこみあげてくると同時に、

遥かな旅路をとうとう歩き終えたのか、と感慨深さを覚えました。

自分の記録を読み返してみると、「あのとき(過去)の自分」に時を超えて

出会ったかのようで、どこか懐かしく不思議な心境になりました。

ということで、みなさまもよろしければ、「みちのく潮風トレイル記念記帳」に

その時の思いを書き留め、また先達が残した思いにも触れてみてください。

松川浦公園では公園事務所に設置されており、スタッフさんにお声かけいただければ

「みちのく潮風トレイル記念記帳」をお出しくださいます。

このようなノートはたくさんではありませんが、トレイル沿線の各所で設置されており

私の記憶では岩手県内の三陸鉄道の各駅(全てではありません)の待合室などで

よく見かけた記憶があります。

誰かが書き留めた言葉をまだ見ぬ他の誰かが目にする。

「あぁ!! あのとき読んだ○○さん!!」

ノートの記録が、誰か同士の「トレイルマジック」とも言えるような不思議な出会いを

呼び寄せることもあるかもしれません。

「みちのく潮風トレイル記念記帳」が紡ぐ、時空を超えた出会いも、

みちのく潮風トレイルの楽しみのひとつです。

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2021年07月29日登山道保全技術講習会と保全箇所の下見に行きました

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間です。

先日「登山道保全技術講習会」を行いました。

飯豊朝日地域では、登山道の荒廃が進んでいる場所が多々あり、それを補修し守っていこうという活動を行っています。

この登山道保全技術講習会は、登山道をどのように保全していくのか、その考え方や工法などを山岳関係者に伝えることが目的です。

今年度は新型コロナウイルスの関係により、オンラインで講師の方々に講義をしていただきました。

オンラインでも多くの方々が参加してくださいました。

その後、飯豊連峰の丸森尾根と梶川尾根にある、今後保全作業を行う予定の場所を下見してきました。

丸森尾根の登山道の荒廃箇所です。一歩足を踏み出す度にボロボロと崩れていきます。

梶川尾根の登山道の荒廃箇所です。

過去に施工された場所も確認してきました。

なんと、植物がヤシ土嚢から生えてきている場所がありました!これは植えたのではなく、外部から自然に種が入ってきた植物です。これこそ保全作業の成果です。しっかり定着して大きくなってほしいものです。

過去の作業地のモニタリングを繰り返すことで、次の保全作業に活かしています。

今年度の保全作業は新型コロナウイルスの影響のため、少人数での作業になります。早く大勢で力を合わせて活動ができる日が来ることを願っています。

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2021年07月28日「桧原湖観光船の運航再開」

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

今回のAR日記は、7月22日から運航再開された「桧原湖観光船」の試乗会の写真報告になります。

2019年11月から運行していなかった桧原湖の観光船が新たな運営をするグランベルホテルにより約2年ぶりに運航再開となりました。

観光船乗り場

桧原湖が凍る11月上旬まで1日6便の運航予定。約35分の周遊コースとなります。

中学生以上が\1,400- 4歳から小学生まで\700-(いずれも税込み)です。

出発してすぐに湖上からの磐梯山が望めます

       船内もさわやか。

湖上からはまた一味違った裏磐梯、桧原湖の景観が望め新鮮です。

                                                              

  安達太良山の沼の平も確認できました。          デッキは爽快感でいっぱいです。

この「あづま丸」が裏磐梯、桧原湖のシンボルの一つとして親しまれていくことを期待しています。

景観はもちろんですが、これから夏本番の猛暑がやって来ますので爽やかな「涼風」を、秋には湖上からの「紅葉」を満喫しに来てくらんしょ。

今回はこれで、おしまい。

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2021年07月28日朝日連峰の上空

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間です。

先日、朝日連峰の上空をヘリが飛びました。

中には以東岳避難小屋のトイレの処理剤と登山道保全作業の資材が入っています。

今年度は朝日連峰の登山道保全で使う資材を、「人力(日暮沢小屋→竜門小屋・狐穴小屋)」+「ヘリの輸送(以東岳避難小屋)」の二つの方法で荷揚げしています。

様々な関係者が集まってようやく資材の空輸ができました。

山小屋のトイレを使うとき、登山道を歩くときに少しでも意識していただけますと幸いです!

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2021年07月28日気象観測塔

白神山地 西目屋アクティブレンジャー

 環境省では白神山地遺産地域周辺の3カ所に気象観測塔を設置して、気温や降雨量、積雪深などを計測しています。

そのうちの1つが櫛石山に設置されています。

【櫛石山の気象観測塔】

 櫛石山は世界遺産地域の核心地域に位置します。西目屋事務所から車で舗装道路15分、砂利道45分、砂利道(悪路)1時間。そこから山道を歩いて1時間でやっとたどり着きます。当地の標高は約620m。冬は大雪に覆われます。

【気象観測塔から撮影した周囲の様子(冬)】