2021年5月
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2021年05月07日時は流るる
十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ
4月の最終週の始まり、顔にあたる空気の冷たさを感じつつカーテンを開けると、
一面の白い風景が目に飛び込んできました。
淡雪がはらはらと舞い落ち、
やっと目覚めた植物達は白い綿菓子のような衣装をまとっているようでした。
と、日記を書き終えて連休に入ってしまいました。
連休明けて出勤すると、湖畔や休屋の桜が咲き始めていました。
少し時は過ぎてしまいましたが、業務で出会えた風景をご紹介します。
春紅葉のトップバッターのカツラは桃色(花)から橙色(若芽)に模様替えし、
太陽をあびてキラキラ輝いています。
山燃えるという言葉がぴったりの季節になってきました。
以前紹介した酸ヶ湯インフォメーションセンターと、リニューアルした奥入瀬渓流館の様子や、
蔦沼、酸ヶ湯周辺の様子をお知らせします。
植物や動物が生き生きと躍動を始める季節となりましたが、
標高の高い場所はまだまだ気温が低く、しっかりとした防寒対策が必要となります。
コロナ対策等の備えもしっかりしつつ、楽しんでいただければと思います。
2021年05月06日伊豆沼 目に青葉・・・・・・・
仙台 鎌田 和子
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
連休明けの晴れの日、渡り鳥飛来状況調査を行ってきました。伊豆沼を中継地として北上するカモ類も減少し、替わって夏鳥が見られるようになり、伊豆沼の今シーズンの調査は終了です。
国指定伊豆沼鳥獣保護区でも田植えが始まり、早苗が5月の風に揺れています。
今日はこの1枚の写真の音風景をお伝えします。
ヒバリが上空、ホバリングしながら、「ピチュール、ピチュール」
オオヨシキリが沼の周りの枯れヨシから、「ギョギョシ、ギョギョシ」
ウグイスが「ホー、ホケキョ」
ツバメは紙飛行機のように旋回しながら、「つちくって、むしくって、しぶーい」
田んぼからは、アマガエルやニホンアカガエルの合唱
水辺のヤナギのやさしい緑、青空を映す田んぼ、残雪がまぶしい栗駒山、様々な命をつなぐ音に溢れています。
「五色沼自然探勝路合同巡視with猪苗代警察」
こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。
今回のAR日記は、四月三十日に五色沼自然探勝路において猪苗代警察と一緒に行った合同巡視の報告です。
今回の合同巡視はGWを前に、多くの人で賑わうであろう五色沼自然探勝路において楽しく安全にそして裏磐梯を満喫して過ごしていただく事を目的に、交通安全はもとより、路上駐車及び車上荒らしの注意喚起、動植物を取らないなどの国立公園のルールとマナーの呼びかけ、クマに遭わないためのまた遭ってしまった時の対処方法の告知を行いました。
裏磐梯ビジターセンター前での出発式です。当日は、あいにくの天気になりました。
猪苗代警察署長さんの挨拶から始まりました。
我らが国立公園管理企画官からの挨拶もありました。
駐車場でのビラを配っての注意喚起。
「注意喚起」のビラ。
「国立公園のルールとマナー」「クマに遭わないため、遭ったときの対処」のビラ。
五色沼自然探勝路合同巡視隊!いざ出発です。
黄色いお二人が警察官の方です。
探勝路で散策者の方にビラ配りと声掛けをしました。
あいにくの天気ではありましたが、たくさんの方にお会いできました。
裏磐梯を満喫して元気になっていただけたら嬉しく思います。
春、夏、秋、冬とながれていく中で、五色沼自然探勝路はその時々での顔が感じられます。
是非、皆様のお越しをお待ちしております。
【番外篇】
弁天沼に!ネッシーならぬベンシ―出現か!?
と、思いきや・・スッポンが口を開けてるような枯れ木でした。
あいにくの天気にもかかわらず、今日も弁天沼の青色が美しい。
今回はこれで、おしまい。