2021年2月19日
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2021年02月19日八戸もうすぐ春です
三陸復興国立公園 八戸 大友千夏
八戸自然保護官事務所の大友です。
青森県八戸市では毎年2月中旬に春を呼ぶとされる、
豊年祈願の郷土芸能「八戸えんぶり」が開催され、厳しい寒さの中でも賑わっておりましたが、
コロナ渦の今年は八戸えんぶりは中止、毎年この時期は極寒の八戸市が今年は暖かく、
みちのく潮風トレイルがとても歩きやすい気温です!
種差キャンプ場は年末年始にかけて積もった雪も大半が溶け、
黄金カラーの芝生が見え始めました!
また、この時期種差海岸天然芝生地ではもっこりしたモグラ塚をアチコチで見る事が出来ます!
モグラ塚は通年ありますが、訪れる人が少なくなる冬場に特に多く現れます。
モグラ塚が増えると芝生は少々荒れますが、モグラは地面を耕し土壌を豊かにしてくれるそう。
種差へお越しの際はもっこりモグラ塚とキャンプ場もぜひお楽しみください!
言葉もなく
ただただ心奪われる情景あり
〈2/12 生出キャンプ場前の夕景:御鼻部山やはるか櫛ヶ峯もほんのり染まります〉
言葉が頭の中で
ぐるぐる廻り続ける情景あり
〈2/17桟橋のロープに氷りのカーテン:幼き頃、母が干していた三陸の岩海苔を思い出しました〉
〈枝に湖のしぶきが凍り付いてぶら下がり、ナナカマドは肩がこりそうです〉
〈ナナカマドの新芽:氷の衣装をまとい、何を思う?〉
〈湖畔の樹木も氷りのブーツをはいているようです〉
〈常緑のツルマサキもガラスの衣装〉
先日の地震や爆弾低気圧で被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
深夜にスマホの聞き覚えのある音を耳にした時、頭の中に一気に10年前の震災の記憶が蘇りました。
しかし我が家はほとんど揺れず、そのまま寝入ってしまいました。
早朝暗いうちに慌ただしく山に出かけ、地震の事も忘れ山を満喫しました。
下山後スマホを開くと、着信やショートメールがたくさん入っています。
余震や、まだやってくると思われる寒波に十分用心しましょう。
ちなみに、文化的な生活とほど遠い暮らしの伊藤は、停電の際にも、
暖房や調理、トイレなど、日常生活に全く困ることはなく、
究極のエコなスローライフを満喫しております。
厳しさの中に隠れている、春の兆しも見つけましたよ。
〈マンサク:吹雪でもみんな一緒なら寒くないよ〉
〈ブナの昨年の殻斗と膨らみ始めた新芽:今年も実りある一年でありますように〉