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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

冬のアクティビティ

2020年02月14日
鹿角 齊藤 航来

鹿角管理官事務所の齊藤です。

例年と比べて降雪が少なく、鹿角市内では降った雪もほとんどがすぐになくなってしまうような状態です。

そんな今冬ですが、29日に開催された「スノーシューハイキング」で例年通り雪を満喫してきましたので報告します。

観察会に先だって行われた下見時点では休暇村乳頭温泉郷周辺で例年の3割程度の積雪でしたが、本番前に雪が降り続いた結果、ようやく冬の乳頭温泉郷らしい景色になっていました。

下見時点ではつららを全く見ることがありませんでしたが、たったの1週間で立派なものが出来上がっています。

【軒先のつらら】

今回の観察会には26名の方が参加されていましたが、その中には九州や横浜といった遠方からの宿泊者もおり、時折手袋を外して雪の感触を楽しんでいる様子も見られました。

下見の時点では空吹湿原での積雪は1.9mほどでしたが、観察会当日には2.9mほどの積雪となっており、1週間で1mほど降ったことになります。

まだふわふわの新雪を踏みしめながら、「雪の中をかき分けて歩くって大変だ」なんて声も聞こえてきました。

【スノーシューの行列】

そして観察会恒例の斜面を利用した天然の滑り台は今回も好評でした。

ガイドとして参加したボランティアの中には、このために持ち運びの楽な小さなそりを持参した方もいて、雪にまみれながらも笑顔で観察会を締めくくっていました。

【この滑り台で雪と一体化できちゃいます】

時折吹雪くような場面もありましたが、「ぜひまた来年も来たい!」「また違った季節の姿も見たい」というような声も聞こえ、とても嬉しく思います。

最近の気候を見る限り、まだまだ春の訪れは遠いような気がします。

初心者でも楽しむことが出来るスノーシューで冬の八幡平地域を堪能してはいかがでしょうか。