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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

十和田湖PWC※1安全啓発パトロール

2017年07月21日
十和田八幡平国立公園 村田 野人

※1 PWCとはPersonal Water Craft(パーソナルウォータークラフト)の略語。Personal Water Craftは英語で、水上オートバイを含む幾つかの水辺の乗り物の総称。

こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所アクティブレンジャーの村田野人です。

十和田湖も海の日を過ぎて、冷えたスイカがほしくなるような天気が続いています。いよいよ水遊びの季節です。今回は、7月9日に行われた水上オートバイの安全啓発パトロールについてお伝えします。

出発時打合せ

十和田湖では数年前から、NPO法人パーソナルウォータークラフト安全協会(以下、PW安全協会)が中心となって、水上オートバイの安全啓発パトロールが行われています。PW安全協会は水上オートバイメーカーおよび販売者が主体となって設立された団体で、全国各地で水上オートバイの安全操縦、マナー・モラル向上を図り、自然及び社会環境の保全に努め、健全なPWCスポーツの普及・発展を目指して活動しているそうです。

7月9日は、十和田湖畔の宇樽部地区、休屋地区、大川岱地区、銀山地区、滝ノ沢地区の水上オートバイ利用者やマリーナ経営者の皆様に、カヌーへの引き波や岸沿いの散策者への騒音に配慮するようお願いするとともに、十和田湖の水上オートバイの乗り入れ自主規制エリアについても説明しました(他の注意事項としては、救命胴衣を着る、ウェットスーツを着るetc.)。当日は述べ9グループの方に声かけし、45台のジェットスキーを確認しました。

水上オートバイ走行自粛エリア

水上オートバイの利用者の方々はそれぞれのグループごとに、マリーナでバーベキューなどをしつつ、水上オートバイを楽しんでいました。中には、過去に同様の説明を聞いたことがあるという方も多く、説明には理解を示してくださる方が多い印象を受けました。

終了時集合写真

遊覧船、水上オートバイ、ボート、カヌーそして湖岸の散策を楽しむ人たち、それぞれが互いに思いやりをもって、十和田湖で安全かつ楽しく過ごせるといいですね。